水まわり設備/水まわり設備のリフォーム

洗濯カゴと体重計が片付く!収納スペースの造り方(2ページ目)

一般的なお宅の洗面脱衣室は、床に洗濯カゴや体重計等が置かれ、雑然として片付いているとは言い難いのが現実です。ですから、新築する時やリフォーム時には、使いやすくスッキリと片付くように収納計画を行う必要があります。今回は、施主と一緒に考えたアイデア収納リフォームを中心に、洗面脱衣室をスッキリと片付ける為の5つの方法をお話しします。

執筆者:吉田 武志


3.洗濯機の上に棚を設けて収納を稼ぐ

洗濯機上収納

洗濯機上収納。他に収納が無くても、最低限この収納は欲しいところです。

洗面脱衣室に収納が造れない場合や、収納があっても足りない場合は、写真のように洗濯機の上に棚を設けます。洗剤、バスタオル、フェイスタオル等を入れるお宅が多いです。扉は付けない方が機能的。

棚は水分の付いた手で触ることになるので、水が染み込まないウレタン塗装等で仕上げます。洗濯機の上に窓がある場合は、この棚はできません。そのような場合は、洗面脱衣室の隣の部屋に収納スペースを造ることを心がけます。できれば、洗濯機の上は、窓にしないで、棚が取り付けられるようにしておくと収納量を稼げます。

4.造作洗面化粧台をインテリアと一体化してスッキリ見せる

造作洗面化粧台

造作洗面化粧台。大きく深い作業用洗面ボウルが使いやすく、建築化されているので、インテリアになじみます。

洗面化粧台は、通常は既製品を設置することが多いと思います。既製品は引きだしや収納も大きく万人向けで使いやすいものが多いです。しかし小さな家の狭い洗面脱衣室こそ、造り付けの造作洗面化粧台がおすすめです。その家に合わせた寸法、機能で設計し、建築化(建物と一体化)すると、インテリアの一部となりスッキリと統一感のある室内となります。友人などにセンスのよい洗面脱衣室だと思ってもらえるかもしれません。


5.狭い洗面脱衣室は引き戸にこだわり、広さを確保する

洗面脱衣室入口引き戸

引き戸にすると室内が有効に使えます。特に小さな家には必須アイテムです。

小さな家では、できる限り引き戸とします。開き戸だと、扉の動く範囲は何も置けませんし、開く範囲の周囲は余裕のあるスペースが必要になります。それに比べて引き戸はとても便利。まわりのスペースを無駄にしません。

洗面脱衣室の入口もドア(開き戸)でなく、できるだけ引き戸にしましょう。狭い洗面脱衣室ほど、入口は引き戸で考えた方が良いのです。引き戸の「戸の納まる位置」も重要です。扉を開けた時に、洗面脱衣室側でない方に扉が納まるようにすると、洗面脱衣室側が有効に使えます。

特にリフォームの場合は、建具も既製品でなく造作建具にすると、ガラスの大きさを自在に設定できるため、採光が取れたり、既存寸法にピッタリと納まる建具ができて、インテリアにも統一感が出ます。また、ユニットバス入口も引き戸がお勧めです。同じ理由からユニットバス内部が有効に使えます。


最後に、洗面脱衣室をスッキリ片付いた印象にするには、まずは目立つ存在の洗濯カゴと体重計を収納すること。この2つが収納されると、洗面脱衣室は広く機能的に使えます。また新築やリフォーム時に洗剤やタオル等を収納する場所を計画しておくことが、洗面脱衣室が片付き、家事が効果的にできる基本になります。

匿名で優良会社にリフォーム相談!

ホームプロでリフォーム会社を探す

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます