このたび、Fineの松本さんよりご紹介を頂き、岐阜県大垣市の産婦人科「クリニックママ」を取材させて頂きました。オールアバウト不妊症ガイドを10年以上行っていて、初めての岐阜県の取材です。
クリニックママは高度生殖医療を実施するクリニックですが、産科クリニックとしても有名であり、多くの方がここでご出産されています。
院長の古井先生です。男の私が言うのもなんですが、イケメンドクターです。
院長の古井憲司先生にインタビューをさせて頂きました。
その内容をご紹介して参ります。
<院長インタビュー>
クリニックに着いてすぐに感じたのはクリニックの雰囲気やデザイン、患者さんのための環境作りに配慮されている部分なのですが、クリニックを作られる時のコンセプトやこだわりを教えて頂けますか?
この建物は17年前にできました。その設計のコンセプトは来院した皆様がゆったりとした気持ちになれ、安心できる空間作りというものでした。それを私なりに形にしたつもりですが、それが皆様に伝わっていればよいのですが・・・。
待合室に患者さんがびっしりおられますが、年間どれくらいの患者さんを診ておられますか?
患者様の数は年間分娩数が1,000件、体外受精に関しては年間採卵数が500件、凍結融解胚移植件数が500件です。不妊治療を受けて妊娠され、当院で出産される患者様が、当院における全分娩件数の約3分の1を占めています。不妊治療から出産まで一貫性を持った治療を行っていると思っております。
クリニックの外観です。クリニックとは思えない優雅さがあります。
先生はなぜドクターになったのですか?
父が産婦人科医であったことと、大学在学中に生殖医療(体外受精)の世界を知ったことが大きいです。よって、名古屋大学産婦人科入局時も生殖医療グループへの配属を強く希望しました。
岐阜は名古屋に近い事もあるので不妊治療があまり発展していないように思うのですがいかがでしょう。
そうですね、不妊治療に特化している施設は少ないと思います。医療機関ごとの技術力にばらつきがあると思います。私たちは年に一回、地域で研究会を企画し、そのばらつきを解消していく取り組みも行っております。
院内を拝見し、スタッフの方がイキイキと仕事されている印象を受けるのですが、なにか秘訣はあるのでしょうか?
当院には優秀な副院長が2名おり、院長である私を支えてくれています。ストレスなく仕事ができるのも彼らのお陰と感謝しています。スタッフの数は現在120名あまりです。週に一回、全部門の主任・副主任を集めて全体会議をし、その場で活発な意見交換をしていることも、スッタフのモチベーションを維持できている要因と考えています。インシデントや提案、こうして欲しいということが毎回どんどん出てきます。そこで良いと判断した事はすぐに決裁して実行に移します。