マレーシア/マレーシアのグルメ・レストラン

マレーシアで人気のスープ麺(2ページ目)

だしのうま味が味わえるマレーシアのスープ麺(汁麺)。常夏のマレーシアですが「暑い気候には熱い料理を」という発想があり、現地の人もスープ麺が大好物です。人気のプロウンミーやミーソトは、海鮮や鶏ベースのだしが効いたクリアなスープ麺。小腹が空いたときの軽食にもぴったりです。

古川 音

執筆者:古川 音

マレーシアガイド

毎日食べたい。ミースップ(Mee Sup)

ミースップ

ミースップ。パクチーの香りが効いている。辛くないことが多いので子供にも安心

麺料理といえば中国系の料理が多いのですが、マレー系の麺も人気です。メジャーな2種を紹介します。

マレーシア語でミーは麺、スップはスープ。つまり“スープ麺”という広~い意味をもつミースップ。スタイルはお店によって様々で、つまり「うちの看板スープ麺」といった料理です。多くの場合、麺は極細のビーフンで、スープは透明なあっさりタイプ。ターメリックを使って、麺が黄色に色付けされている場合もあります。ホッとするやさしい味わいです。「Mee Soup」と看板のあるマレー系の屋台で、一杯4リンギ(約120円)ぐらいでいただけます。

南部の名物。ミーソト(Mee Soto)

ミーソト

ミーソト。辛くないスープ麺。左手前の小皿には、チリ漬け醤油が入っていて、少しずつスープに加えれば、味の変化も楽しめる

マラッカ、ジョホールバルなど、マレーシア南部で人気の麺料理。喉ごしつるっとしたビーフン入りのスープ麺です。特徴的なのは、具として入っている2センチ四方ほどの白い塊。これは、ちまきのようにギュッと固められたご飯で、スープに浸して食べれば雑炊のような味わい。ピーナッツの食感がいいアクセントになっています。「Mee Soto」と看板のあるマレー系の屋台で、一杯4リンギ(約120円)ぐらいでいただけます。

麺の種類をじぶんで選ぶ。持ち帰りもOK

麺の種類

麺の種類。左の四角い器には、右上より時計回りで、ビーフン、クイテオ、イエローミー。右の丸い器にはローシーファンが入っている

最後に、マレーシア的スープ麺のトレビアを3つ伝授します。

1.麺の種類が決まっている場合と、自分で選ぶ場合がある
選ぶ場合は、ショーケースの中に麺が入っているので、好みの麺を指さししながら「これ」といえば注文OK。麺の種類は、フォーと同じクイテオ(太麺)、ビーフン(細麺)、コシのあるローシーファン(短麺)、卵麺(イエローミー)など。

2.簡単に持ち帰りができる
麺料理の持ち帰り

スープ麺の持ち帰りセット。ビニール袋に手際よく詰められている。食べるときは麺皿にうつしてどうぞ

「テイクアウェイ」と注文すると、手際よく袋に詰めてくれる。それも、麺が伸びないようにスープと麺をちゃんと分けて袋詰め。お皿があれば、持ち帰ってホテルの部屋でのんびり食べるのもいい。

3.音を立てて麺をすするのはNG
現地の人は、箸を使って麺をレンゲの上にいったん乗せ、それをパクッと口に。できるだけ麺をするる音が出ないよう、工夫している。

どの料理も200円以下で食べられるので、ちょっとでも小腹が空いたらすかさずどうぞ。暑さでバテてしまったときにも、スープ麺がおすすめです。
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