平均正答率が公表されていた市区町村の内、正答率の高かった行政区と低かった行政区の各ベスト3をまとめました。こちらでは科目がAB2種に別れる教科はその平均値を比較しています。また、エリア別の平均正答率がTOPであった北摂エリアの市町村は橙色、最下位であった和泉エリアは水色にしています。
この表を目にしてまず驚かれるのが、千早赤坂村でしょう。平均正答率の高さは、小学校で堂々1位です。中学校は、ランクインしていないわけではなく、村内に1校しか無い為点数関係が公表されていないだけ。あれば上位に名前を連ねている可能性があります。
一方の平均正答率が低いエリア。エリア別最下位であった和泉地方がほとんどかというと決してそうではありません。特に中学校では、3科目×上位3行政区の9つのうち、和泉エリアはたったの2つ、泉佐野市(国語ワースト2位タイ)、泉南市(英語ワースト1位)のみです。残る9枠は門真市、東大阪市、松原市の3市が独占です。
学校ごとの授業進度と問題の関係、成績優秀者の市立中学への流入等さまざまな要素が考えられる中、24年度のテスト結果のみでエリアごとの学力差を語るのは少し乱暴なきらいがあります。とはいえエリアごと市区町村ごとに大きな差があるのは事実であり、それには何がしかの理由があるはずです。機会があれば「学力差(平均点の差)はどのような要素と相関があるか?」については考えてみたいと思いますが、今回の調査で分かったことは以下の2点!
- 優秀な児童/生徒の中で学ばせたいのなら、千早赤阪村/北摂
- 学校内で上位になりたいなら、和泉エリア/門真市/東大阪市/松原市
【関連リンク】
平成24年度 大阪府学力・学習状況調査結果について