インフレになると学資保険だけでは教育資金が不足!?
インフレ時の学資保険はどう考える?
ご心配はごもっともでしょう。デフレのときは物よりお金の価値のほうが高かったのですが、インフレになると物の価格が上がります。今年100万円で買えていたものが、物価が2%上がれば102万円になります。つまり、お金の価値が目減りしてしまうということです。
預貯金だけでなく、貯蓄性のある保険、とくに学資保険についても同様です。
現在、大学初年度の必要費用は約200万円です。それにあわせて、200万円の学資保険に加入したとします。18年後、物価が1.5倍になっていた場合、今より入学金や授業料も1.5倍の350万円となるとしたら、満期金200万円では足りなくなってしまいます。
保険金は、物価が上昇したとしても、満期金が契約時の金額から変わることはありません。そのため、現時点では高い返戻率だと思って加入しても、物価の変動によってその価値が下がってしまうことがあるのです。