ユーロクッチーナ展に見る世界の最新キッチンReport Vol.05
今年のユーロクッチーナ展では、アイランドキッチンのコンセプトモデルが圧倒的に多く、そのアイランドもセラミック系新素材とマーブル系天然石の採用により巨大なアイランドが多い。その大きなアイランドキッチンをそのままスライドするテーブルカウンターが覆い、シンクとクックトップそしてダウンフロー型のリフトレンジフードが姿を消す。
20年以上前から筆者が提唱してきた未来のキッチンのひとつの方向「キッチンレスキッチン」が現実のものとなりつつある。
しかし、日本では消防法の規制でガスのクックトップをダウンフローで排気する方法は認可されておらず、またクックトップをテーブルカウンターなどの蓋で覆ってしまうことも認められていない。
日本独特のこのような規制が一日も早く解除されて、自由なキッチンデザインが可能な時代が一日も早く来ることを願っている。
ユーロクッチーナレポートの第5弾は、第4弾に引き続いて、ちょっと気になったキッチンをアルファベット順にLからご紹介します。
■ LANDO
2年前から出展を始めた企業で、2代目の息子が活躍を始めている。エコを根底に商品開発に取り組んでいるそうだ。
LANDの展示ブース
LANDの700kgあるという無垢石のアイランドキッチン
二代目のMr.Lando
LANDのペニンシュラーキッチン
昔、日本にも輸入されていたドイツブランドLEICHTは、デザイン的な面白さはあまりないが、独特の雰囲気を持っている。
LEICHTのアイランドキッチン
LEICHTの低い壁に囲われたキッチン
LEICHTの低い壁に囲われたキッチンの内側
LEICHTのブラインド扉のアイレベル収納
LEICHTのブラインド扉を閉じた状態
LEICHTのブラインド扉を開いた状態