ユーロクッチーナ展に見る世界の最新キッチンReport Vol.03
ユーロクッチーナ展会場は、今回も非常に多くの来場者が見られたが、キッチン会場では来場者のほとんどがまずカウンターに手を触れて、その素材が何なのかを判じようとする。その次に手に触れるのは扉材。
今年一番目についたことは、従来の人造大理石のワークトップがほとんど見られなくなったことだ。
凹凸の激しいざらついた目やうづくりを浮きださせた面材に安心した顔つきになる。今までのフラットで樹脂を感じさせる人工的な素材から、明らかに自然素材やエコ素材にシフトしていることが分かる風景だ。
この行為は、今までのユーロクッチーナではあまり見られなかった行動だ。
それほどに、新しいキッチンはどれもが、ちょっと手に触れてみたくなる!視覚と触感をくすぐる新しい「感性のキッチン」。
これが今年のキーワードだ。
ユーロクッチーナレポートの第3弾は、今までご紹介した以外のキッチンメーカーでちょっと気になったキッチンをABC順にご紹介します。
■ Alpes-Inox
ステンレスのミニキッチンを得意とするメーカーで、2年前と同じくグリーンに囲まれたブースに様々なスタイルのステンレスキッチンを展示。
Alpes-Inoxのミニキッチン
Alpes-Inoxのミニキッチン
Alpes-Inoxのミニキッチン
Alpes-Inoxのミニキッチン
Alpes-Inoxのミニキッチン
人造大理石のワークトップが見られなくなった会場の中で唯一と言っていいくらいカウンターまで一体成型したカーブ型のU字型キッチンを出展。
ARANのU字カーブキッチン
ARANのU字カーブキッチン
ARANのU字カーブキッチン・テーブルカウンターまで一体成形