すっきり整理でみんなが使いやすい冷蔵庫に
扉を開ければひと目でわかり、探す時間をカット
私は仕事柄様々な食材や調味料が冷蔵庫の中を出入りするので、ちょっとでもそのままにしておくと大変なことになってしまいます。そして、子供も大きくなってきて自分たちで扉を開けて中を物色することを覚えてきたので私以外に夫も子供も冷蔵庫の中を触るわけです。
週に1~2度ですが料理をする夫に、「何か美味しいものは無いだろうか?」と物色する子供達。「あれどこ?」「これどこ?」「これ食べてもいいの?」「これは使っても大丈夫?」と聞かれる度に「はいはい、何々はここ」「それはこっちに」と一々応えているのが大変です。
「もう、自分で探してよっ!」と思ったものの、よく考えてみると、私の中でもきちんとしたルールがある訳でもなく、ストックしてあるものもその時々で微妙に違ってくるので、細かいことは自分でも覚えてません。「確かこの前使った後この辺りに入れたよな...」とか、目で確認して「あ、ここにある」と認識していたり。私自身がこんな状態なので、それでは家族はなおさらどこになにがあるのかが分からないはずですよね。「あれどこ、これどこ?」「あれ取って、これ取って」と言われないようにする為にも、自分自身の日々の探し物を減らす為にも、冷蔵庫の中をキレイさっぱり整理してみました。
整理整頓と掃除・消毒
まずは、中身を全て出してから、取り外しのできる棚やポケット類は洗剤で洗い、フキンで拭いてしっかりと乾燥させます。庫内はテーブルやカウンターなどの仕上げ拭きに使う消毒用アルコールを精製水で薄めてはっか油を入れたスプレーをシュッと吹き付けて、乾いたフキンで拭きます。このスプレーはキッチンに1つ置いておくととても便利です。消毒用アルコール:精製水を1:1の比率でスプレーボトルに入れてはっか油を2~3滴入れるだけ。ミントの精油でもOKですが、北海道のはっか油は飲用OKなので、安心して使えるのと、香りがとても優しく爽やかなのでおすすめです。
出し入れもスムーズになるかごにセット
毎日使うものや、半端ものなどはかごにまとめて分類
例えば、朝ごはんがパン食のお宅なら「朝食セット」や「パンセット」としてバター、各種ジャムやスプレット、チーズなどを1つのトレーやかごにまとめます。「和食党」なら梅干し、つくだ煮、お漬物などを。瓶ものの調味料が沢山あるなら「調味料」小さいお子様が居るお家だと「おやつ」としてゼリーやプリンなども3~4個の袋やパックになっているものをバラしてかごにまとめてしまいます。あとは「使いかけバスケット」封を切っていて早めに使いきりたいものや、半端にあまったものなどをこの中に入れておきます。
この「使いかけ」をひとまとめにするだけでも、庫内はすっきり、食材の迷子もなくなり、食材の無駄もなくなります。使いかけの封を切ったカレーのルーが幾つも、1本だけ残ったちくわが冷蔵庫の隅から忘れたころに出てきた、なんてこともなくなります。
野菜室には「半端もの入れ」のジッパー袋を作っておき、半分だけ残った玉ねぎやちょっとだけ残った人参などを個別にラップで包んでこの袋に入れておけば、この袋の中から使っていくので、無駄にすることもなくなり、野菜室の中もいつもすっきりキレイにしておけますよ。この分類してトレーやかごにまとめると、扉を開ける回数も時間もぐんと減りますので結果エコにもつながります。掃除もしやすいく、庫内の奥の食材も取り出しやすいので、いつもすっきりした冷蔵庫をキープできます。
冷蔵掃除のタイミングを決めてルーチンにしてしまう
冷蔵庫の掃除は食材が少なるなるタイミングをみて決めてしまうと良いですよ。生協などの宅配を頼んでいるお家は、配達日の前日の夜に。週末にまとめ買いするお家なら、金曜日、土曜日に。まとめ買いをしないお家なら、買い物に行く前に食材チェックを兼ねて。毎日する必要はありませんが、1週間、2週間、1か月に1度この庫内チェックとお掃除をすることで、庫内を見渡せるので風通しも良くなり不必要な買い物もしなくなると思います。
キレイ、清潔をキープしながら食材の無駄もなくなり、電気代もカットできる。「冷蔵庫内の掃除」と「分類・まとめワザ」やらない手はないですね。