節約/食費の節約

調味料やお米の食費予算は分ける……予算の立て方5つの鉄則

食費がいつも予算オーバーしてしまうという方は、予算の立て方や配分の仕方に問題があります。調味料やお米の食費予算は分ける……など、食費予算を守るためのルールを確認してみてください。食費予算の気を付けたい5つの鉄則をご紹介します。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

調味料やお米の食費は分けるなど……予算の立て方5つの鉄則とは?

調味料やお米の食費は分ける!予算の守り方

食費がいつも予算オーバーする人は配分に問題アリ!

食費は、月一度の支払ではなく日々財布から出ていくお金なので、節約が難しい費目です。毎月の食費の予算を決めているけど、なかなか予算内に収められないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

食費予算を守るためには、いくつかのルールがあります。今回は、食費予算を守れるようになるために気を付けたい5つの鉄則をご紹介します。
 
<目次>
 

【1】1日当たりの使える金額で考える

食費は漠然と使っていくのではなく、必ず1日当たり幾らになるのか日割りの予算を出しましょう。

家計簿をつけている方も多いと思いますが、食費は出ていく金額を管理するというよりも、最初の段階で使える金額を決めてしまいその範囲内でやりくりする方が簡単です。

食費の予算が決まったら、それを日数(大まかに30日)で割って1日当たりの使える金額で考えましょう。
 

【2】生鮮品と米や調味料の予算を分ける

予算を日数で割るといいましたが、ここで問題になるのは、お米や調味料などのイレギュラーにかかる費用の取り方です。

例えば月3万円の予算だとすると、1日1,000円なので5日分まとめ買いしようと思ったら5,000円の予算ということになりますが、この時の買い物で米が切れているからと米5kgを購入すると、生鮮品を購入するお金が全く足りなくなります。仕方ないから翌週以降の予算を前借りする形で買い物をして……などとやっていると、月の後半でお金が足りなくなり食費予算が守れなくなる、という事態を招くのです。

そこで、最初の時点でお米や調味料などの予算を別に立ててしまうことをおすすめします。目安は3:1。3が肉や野菜、日配品などの生鮮食品を買う費用、1が米や調味料、粉類、乾物、缶詰などのストック食品を買う費用です。

3万円の予算なら 3:1=22,500円:7,500円 となります。

この1に当たる7,500円で米や調味料、ストック食品などを月に一回まとめて購入。そして、3にあたる22,500円を30日で割ると1日当たり750円となるので、5日分の買い物なら3,750円の予算内で生鮮食品のみを購入します。

また、アルコールや菓子などの嗜好品は食費とは別の予算とし、別々に考えたほうが良いでしょう。
 

【3】在庫確認を容易にする

二重買いや買い忘れをしないよう、食品の在庫をきちんと管理しましょう。在庫表を作るという方法もありますが、几帳面な方でなければ面倒で挫折してしまいがちなのであまりおすすめできません。

それよりも、日頃から冷蔵庫や食材庫の中はどの場所にどの食品を入れるというルールを決めて、在庫確認をする時にも容易にできるように整理しておきましょう。特に調味料や缶詰などの日持ちがするものは、生鮮食品よりも管理が適当になりがちなので注意が必要です。

また、いくら日持ちがするものでもあまり多くの在庫を抱えすぎないよう、特売だからと言って買い込みすぎないクセをつけて下さい。
 

【4】原則的に買い足しはしない

3日分の買い物をした場合は3日間、7日分の買い物をした時は7日間は買い物に行かないようにします。買い足しをしていると結局予算は守れません。そのためにも、買い物の時には在庫確認をして買い忘れが無いようにすることが重要なのです。

例外として、毎週何曜日は卵が100円など特売日が決まっているスーパーに、その食品だけを買いに行くのはアリです。この場合はその前に買い物をする時に、あらかじめ予算から引いておきます。くれぐれも別の商品をついで買いしないように気を付けましょう。
 

【5】別の予算からの貸し借りは絶対にしない

食費以外の費目の予算からの貸し借りはもちろん、ちょっとお金が足りないからといって生鮮品とお米の予算間の貸し借りをしたり、翌週分の食費からの前借りなど、別の予算からの貸し借りをするのは厳禁です。これをするとせっかく予算を決めた意味がなくなってしまいます。

食費と別の費目は財布を分けるようにする。食費の中でも1回の買い物で使う金額の枠を超えない。これを徹底しましょう。


食費節約のためのテクニックは、スーパーでの買い回り方、調理の仕方など、色々挙げられますが、一番要となるのは予算の立て方・守り方です。

食費の目安は収入の20%以内、理想は15%程度といわれています。必ずしもこれに拘る必要はありませんが、いつも決めた予算内に収まらないと悩んでいる方は、一度食費予算を立て直し、上記のルールに従って管理してみて下さい。


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