露出補正機能の使い方を覚えよう
露出補正の設定画面。1/3段階ずつプラス、マイナスのどちらかに設定する。
絞り優先などのオート露出で撮影していると、実際に目で見ている明るさと違って写ることがあります。これはオート露出の場合、露出の算定方法が被写体の明るさの反射率から割り出す測光方法を用いていることから起こることです。
では、明るさがイメージと違って写った場合はどうしたらいいのでしょうか。そのために調整する機能がカメラには備わっています。
明るさを変化させるためには、露出補正機能を使用します。
露出補正機能は、コマンドボタンのところに「+/-」と表記されたところがあればそこから設定画面に入れます。もしこの表記がない場合は、メニューボタンから設定項目の中に「明るさ」などとの項目から設定することができます。なお、撮影モードをプログラムモードなどに設定した場合は、露出補正機能が使えない機種もあります。詳しくは、お使いのカメラの取り扱い説明で確認してください。INDEXの「露出補正」または「明るさ」の項目からたどるとわかりやすいです。
露出補正の設定ボタンを押すと、液晶画面にプラスとマイナスに分けられたスケールが表記されます。通常はプラスマイナスゼロののところに設定されています。この状態がニュートラルということになります。
露出補正をプラス側に設定することで画面を明るくすることができ、反対にマイナスに設定すると暗くなっていきます。
露出補正の設定数値は細かい数値では1/3段階ずつ、大きい数値では1段階ごとなど設定変更ができます。1/3段階ずつの設定が微調整ができて使いやすいです。
次のページにて、露出補正の明るさの変化の作例をご覧ください!