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茶道を習うきっかけ……「お菓子が食べられるから」でもOK
日本の茶道
突然ですが、「茶道」と聞くとどんなイメージを持ちますか?「堅苦しそう」 「難しそう」 「敷居が高そう」……きっと、こんなイメージがあるのではないでしょうか。
私が茶道を始めたきっかけは、中学校1年生のときの部活決めでした。茶道というものが全くわからないまま、ただ「学校帰りに和菓子が食べられるらしい」という噂で友達と一緒に入ったのです。
ですから、最初のとっかかりは「和菓子食べたい!」とか「知的とか和風美人に見られてモテそう!」なんていうテキトーな理由で、全然構わないのです。
茶道を習うと、自分の世界がグローバルに広がる!
中学校1年生から始めた茶道部ですが、あれよあれよと高校3年生までの6年間所属し、高校卒業時には「裏千家茶道千宗室家元」で資格を取得しました。その後、茶道をもっと身近に感じてもらおうと、シェアハウスなどで部屋を借りてSNSで呼びかけながらお茶会を開いたり、茶道に関する勉強会をしたり、カウチサーフィン(海外旅行などで、現地の人の家に泊まり歩くこと)をしている友人と、海外からきた新婚カップルへお茶会を開催するという企画を立ち上げたりもしました。
こうしたことは自分が茶道をしてきたからこそできる、普段の生活ではできない経験ばかりです。そして何より、私が茶道を続けられたのは、「茶道を日常生活にうまく取り入れる」ことができたことが大きかったと思っています。
茶道を習うメリット1:「日々の生活が華やぐ」
では私が実際に、どのように日常生活に茶道を取り入れているか?をご紹介します。まずひとつめに、“総合芸術”と言われる茶道を学ぶことで、茶の道だけでなく 華道、書道、香道、空間や日本独自のワビ・サビ文化などあらゆる芸術に興味を持つようになっていきました。
するとだんだん、普段の生活の中でも季節のお花を飾ったり、美しい字を書きたいと意識するようになったり、いい香りに囲まれたいと思うようになってくるのです。茶道を修めることによって、私の日々の暮らしが少し優雅に華やかに、活力あるものになったわけです。
茶道を習うメリット2:「精神をコントロールできるようになる」
薄茶とお菓子
「お茶会の空間においては、お点前をする人(お茶をたてる人)と招かれている人がお互いの心を和らげながらも尊敬し、身も心も清らかに、どんなことがあっても動じない」というような意味です。
仕事をしていて嫌なことがあった。なんだかむしゃくしゃして眠れない。そんな時に、この心得はとても有効です。自分のためにさっとお茶を用意して、淡々とお点前をすると、さっきまで頭の中で悩んでいたことや気にしていたことがすーっと消えていくのです。
このように、茶道を学ぶと日々の生活をちょっと豊かに華やかにすること、自分の精神をうまくコントロールすることができるようになります。これらは、めまぐるしい現代社会に生きる私たちにとって、とっても有用なことですよね。
あなたがあなたらしく生きるために、ぜひ茶道をはじめてみませんか?
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