散歩/散歩関連情報

遅咲きの桜を探しながら新宿御苑を歩く(6ページ目)

新宿御苑の桜のベストシーズンは4月中旬から下旬ということで、苑内の桜を探しながら歩いてみた。見つけたのは一葉、関山、普賢象、鬱金、駿河台匂、琴平、松月、福禄寿、江戸、妹背、梅護寺数珠掛桜、兼六園菊桜、市原虎の尾、天の川、御衣黄、簪桜といった遅咲きの桜だ。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

駿河台匂 スルガダイニオイ

このあたりから、苑内にも数本しかない種類になるので、けっこう探すのが大変だ。というわけで、苑内に4本ある駿河台匂(スルガダイニオイ)。江戸時代、駿河台(現在の千代田区)の庭園に原木があったのだそうだ。
江戸時代後期から栽培が始まり、明治時代に荒川堤から全国に広まった

江戸の駿河台(千代田区)の庭園に原木があったといわれている駿河台匂

強い匂いがあると「桜ウォッチング」に書いてあったので鼻を近づけたが、何の匂いもしない。と、いきなり花の奥から蜂が出てきた。ひえ~。蜂もびっくりしたんだろうね。あっという間に飛び去った。刺されなくてよかったぁ。

かつては武家の屋敷によく植えられたそうだ

花は白色の中輪で、花弁が10枚以上になることもある

派手さはないけれど、とても美しい。動画はこちら。一重なので、花が散るときは風に煽られてより雅だ。そんな動画はこちら。
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