建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

二世帯分離のリノベーション[戸手本町の家](2ページ目)

川崎市の閑静な住宅地に完成した二世帯住宅です。以前暮らしていた家をリノベーションし、上下階で親世帯と子世帯が棲み分ける完全二世帯分離型としました。親世帯では南向きの庭とテラス、子世帯では吹抜けの大空間とロフトが、心地よい暮らしを演出しています。

執筆者:川畑 博哉

庭に続くリビング・ダイニング


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玄関
1. トップライトの付いた親世帯の玄関。立上がりは大谷石。
居間
2. 庭側からLDKを見る。既存の鎌倉彫の家具をビルトインしたようなインテリア。床はオークのフローリング。
3. キッチンからテレビ台と庭を見る。間接照明のついたテレビ台の奥は和室になっている。
台所
4. キッチンカウンター脇の柱壁にはインターホンやスイッチ類が組み込まれている。
5. 食品庫と食器庫は2帖の広さ。左右のカウンターは調理台として使うこともできる。


親世帯の玄関は北向きですが、天井に設けられたトップライトによりとても明るいのです。収納壁のある突き当たりを左に進むと、その先にはリビング・ダイニングが待っています。
ここは10帖の広さで、南側は庭に面し、北側には神棚が載る既存の飾り棚が組み込まれています。2.7mの高さの白い天井には既存の梁が横たわり、これが空間のアクセントとなっています。東側のキッチンは4.7帖の広さですが、奥に2帖の食品庫と食器庫が控えるゆったりした空間になっています。
◆建築データと建築家プロフィール


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