介護福祉士/介護福祉士試験について

第26回試験 合格率UPのポイント1「人間の尊厳と自立」

第26回介護福祉士試験はいかがでしたか? 合格した人はその知識を職場で活かすために、合格しなかった人は来年の合格率をアップさせるためにしっかりと振り返っておきましょう。第1回目の科目は「人間の尊厳と自立」です。

小山 朝子

執筆者:小山 朝子

介護福祉士ガイド

第26回合格者には3月27日付で証書が交付されます!

平成26年3月27日、第26回介護福祉士国家試験の合格発表がなされました。第26回の受験者数は15万4390人で、第25名の昨年の受験者数は13万6375人でしたから、1万8015人増加したことになります。

第26回試験の合格者は9万9689人で合格率は64.6%でした。全受験者に筆記試験の総得点、科目ごとの特典及び無得点科目などが通知され、試験合格者には3月27日付で郵送により合格証書が交付されます(福祉系高等学校等の卒業見込で受験した人は、平成26年3月31日までに受験資格を満たすことが合格の条件となり、卒業証明書等で受験資格を満たしたことを確認した日以降に郵送されます)。


気になる合格者の内訳。男女比は? 多い年代は?

それでは合格者の内訳について触れておきましょう。

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男性介護職の姿をよく見かけるようになりました

男女比は男性が25.9%、女性が74.1%となっています。女性が約7割を占めますが、男性は昨年の24%からアップしていますし、特別養護老人ホームなどの介護施設でも男性職員が増えている印象がありますので、今後男性の受験者が占める割合は増えるのではないでしょうか。

続いて受験資格別の割合は、社会福祉施設(特別養護老人ホームなど)の介護職員等が59.9%で、次いで在宅の現場で働く訪問介護員が20.2%、医療機関の看護補助者が8.3%、介護老人保健施設の介護職員が8.0%の順となっています。

年齢別でみると、一番多いのが41歳~50歳までが29.7%、次いで31歳~40歳までが26.3%、21歳~30歳までが23.0%、51歳~60歳までが15.7%となっています。

 

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受験者人数NO.1は大阪府でした

都道府県別では、最も受験者が多いのが大阪府で7970人、次いで東京都7745人、神奈川県6682人、北海道5012人の順となっています(※合格受験時の住所による)。

ちなみに、平成26年2月末現在、介護福祉士登録者は118万5261人となりました。

合格した人は試験のために勉強したことを現場の実践を通じて思い返し、不合格だった人はもう一度試験問題を振り返ることが合格率を上げる第一歩となります。

これから数回にわたり、ポイントを絞り、第26回介護福祉士試験の振り返りを行っていきましょう。

次のページでは、試験勉強で必ず押さえておきたいポイントを紹介します

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