子育て/子育てに役立つ最新心理学

入園、入学の4月、ママが気をつけてあげたいこと(2ページ目)

4月は入園、入学の時期。通りを歩く子ども達のダブダブの園児服、ピカピカのランドセル姿は何とも愛らしく、親でなくとも思わず目をほころばせてしまうもの。そんな新入生達が、新しい環境に上手に馴染んでいけるよう、この時期、特に気をつけてあげたいことを子育て心理学の見地からまとめてみました。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

ママはパワーステーション

大きな環境の変化がある4月、ほとんどの子供達はいつも以上にママを必要とします。なぜなら、ママは子供達にとってパワーの拠り所だからです。幼稚園、小学校の教室にいったん入ってしまえば、それなりに1人で頑張るけれど、そこでエネルギーを使い果たし、ママの顔を見た途端に、緊張の糸がほぐれ思わず泣いてしまう、よく聞く話ですね。

小さな子供達にとって、ママは、言うなれば「ガソリンスタンド」のようなもの。ピタッとくっつけば、たちまちエネルギーを注ぎ込んでくれるパワーステーションなのです。

この時期は、「頑張ってね」よりも「頑張ったね」がオススメ

いつもよりも甘えたくなるのが4月

いつもよりも甘えたくなるのが4月

子供を見送るときなどに、つい言ってしまう「頑張ってね」のひと言。これもとてもいい勇気づけの言葉なのですが、この時期は見送り時の「頑張ってね」よりも、お迎え時の「頑張ったね」を強調すると、子供達はホッとした気持ちになれます。

大人でも、十分頑張っているつもりなのに、頑張ってねと言われたら、「私、まだ十分頑張っていないのかな」と感じますね。子供達はこの時期、100%以上の力で1日を過ごしています。頑張ってエネルギーを使い果たしてしまったからこそ、ママからのエネルギー供給が必要になるのですね。

子供の行動1つ1つにそれなりの理由がある。こう思っていると、我が子の発するSOSにも気づきやすくなります。そして、その気持ちをきちんと汲みとってあげることで、母子の絆はいっそう深まっていきます。

子供が求める距離感は毎日変わる。だから朝起きたら、「今日はどうかな?」と毎日新鮮な気持ちで我が子と向き合うと、必ず、良い気づきが生まれるはずです。

過去の記事 『魔の2歳児を抱きしめてあげよう』 で、子供の心の葛藤とママとの距離感の関係について詳しく触れています。ぜひご参照ください。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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