アート・美術展/おすすめ展覧会・イベント情報

2014年4月のオススメ展覧会・美術展(5ページ目)

日本全国の2014年4月のオススメ展覧会・美術展を紹介。東京国立博物館(上野)特別展「栄西と建仁寺」、平塚市美術館(神奈川県)「石田徹也展-ノート、夢のしるし-」、森美術館(六本木)「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」、江戸東京博物館(両国)「大江戸と洛中 ~アジアのなかの都市景観~」、千葉県市原市を中心に開催されている「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」を紹介します。

浦島 茂世

浦島 茂世

美術館 ガイド

美術館訪問が日課のフリーライター。時間を見つけては美術館やギャラリーへ足を運び、内外の旅行先でも美術館を訪ね歩く。Webや雑誌など、幅広いメディアで活躍中。

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自然とともにアートをたのしむ!
市原市南部地域(千葉県):中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス

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《湖の飛行機(うみのひこうき)》KOSUGE1-16 高滝湖畔 撮影:中村脩


房総半島の中央に位置する市原市で、新しいアートプロジェクトがはじまりました。その名も「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」です!

市原市は人口28万人を抱える中規模な自治体です。東京に近い北部地域は開発が進み、にぎわいを見せているものの、里山や緑豊かな自然が残る南部地域は、急速に過疎化が進んでいるという、いわば日本の縮図のような発展を遂げています。

いちはらアート×ミックスは、この南部地域において、アートの力で抱えている課題以上の「地域資源」を目に見えるようにし、そして問題解決のきっかけを作り出すことを目指しています。

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《積載》プロジェクト・アナザー・カントリー(アキリザン) 市原湖畔美術館 撮影:中村脩

いちはらアート×ミックスの会場は、2013年に廃校になった小学校や、2013年に既存施設をリノベーションして新オープンした市原湖畔美術館、市原市民にこよなく愛される「小湊鐵道」など多岐にわたっています。それぞれの会場を周っていくうちに、アートの楽しさだけでなく、市原そのものに愛着が湧いてくるはず。

加えて、市原市は野菜や果物、酪農品まで充実した農産物の産地。この地元の食材をふんだんに活用した「食のプロジェクト」も展開。アート×ミックスの会期中は、さまざまな場所で食堂やカフェでおいしい地元食も味わえます!


日帰りでも、できればのんびり一泊してでも訪れたいアートなプロジェクトです!


■DATA 中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックスについて
展覧会名称:中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス
メイン会場:千葉県市原市南部地域[小湊鐵道上総牛久駅から養老渓谷駅の間]
連携会場:中房総エリア[茂原市、いすみ市、勝浦市、長柄町、長南町、一宮町、睦沢町、大多喜町、御宿町]
会期:2014年3月21日(金・祝)~5月11日(日)
主な鑑賞時間:9:30-17:00
※施設やイベントによって異なります。
休館日:無休
Web: https://ichihara-artmix.jp/


以上、4月のオススメ展覧会でした。
暖かくなってきました。「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」のほか、これから季節はアートフェスが続々と開催されていきます。それぞれに特長がありますので、しっかりとお楽しみくださいね!

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