口当たりはかるいけれど旨みが詰まったピッツァの数々
ナポリピッツァの代表ともいえるメニューです。トマトソース、モッツァレッラチーズ、バジルというシンプルな組み合わせなので、ごまかしがきかず、そのお店の技量が図れるとも言われています。
太田さんは、ピッツァに使う小麦粉も本場ナポリでNo.1シェアを誇るカプート社のサッコ・ロッソだけを使い、徹底的にナポリの味にこだわっています。粉や窯と対話をしながら、それぞれの素材が一番良い状態を見極めながら焼いているという生地は、軽い口あたりなのに旨味が強いのに驚きました。もちろん、通常は丸型ですが、この日はオープニングパーティーと事でハート型に。ただし、このハート型はリクエストがあれば、いつでも焼いてもらえるそう。「人を喜ばせることが何よりも楽しい」と言う太田さんならではのサービスです。
太田さんが修業していたお店の師匠の名前で、よくその師匠がよく作ってくれていた思い出のピッツアだそう。モッツァレッラチーズ、チェリートマト、サラミ、バジルの組み合わせでトマトの甘みとサラミの塩分が絶妙のバランスです。
「プレフェリータ」とはイタリア語で「お気に入り」という意味ですが、まさにこれは太田さんの好物だそう。燻製スカモルツァチーズ、茄子、チコリ、バジルの組み合わせは、燻製と薫り旨味に茄子の食感がアクアセントになり間違いない味になっています。