ジェネリック製品を購入するメリット&デメリット
1963年にデザインされたポスター。この頃から既にコピー商品が存在していた事が分かる
家具やインテリアでは、コピー品とは言わずに“ジェネリック(プロダクト)製品”や“リプロダクト製品” などと呼ばれるのが通例になっています。このジェネリック製品のメリット・デメリットは次のとおりです。
●メリット
“低価格で似たようなテイストのデザインを手に入れる事が出来る”
製品の開発費が少なく抑えられ、財団へのロイヤリティーも発生しない為、その分のコストを下げる事が出来ます。安価なため、買い替える前提で惜しみなく使うことが出来ます。
●デメリット
“似ているけれど、素材感や仕上げ等の品質が異なる品も多い”
真摯にリプロダクト製品に取り組んでいるメーカーも、安易に粗悪な模倣品を作るメーカーも混在しています。また、店舗やショールームがない事も多いため、ネットでの購入が中心となります。実際に届いてから、素材感や細かなカーブの美しさなど、再現しきれない部分で印象が違うと感じる事も往々にしてあります。また、違和感を感じて返品しようにも、大型なので返品の送料が高くつきます。
ジェネリック製品のメリット・デメリットが分かったところで、まずはオリジナルのデザインが生まれた背景からをご紹介します。