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アップルCarPlayでクルマが変わる!?(3ページ目)

3月3日、アップルがCarPlayを発表。直後にスイス、ジュネーブで行われたモーターショーでは、フェラーリ、ボルボ、メルセデス・ベンツの3社がCarPlayのデモを行った。カーナビを激変させるとも言われるCarPlayとは?

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

CarPlayのメリットとは?

CarPlayを始めとしたディスプレイオーディオがカーメーカー側にメリットが大きいのは、機能のアップデートがスマホおよびアプリ側でできること。たとえばカーナビは、車載機側が地図データを持たなくて良く、地図の更新はアプリやデータサーバー側でできる。そのため、素早い地図更新が可能だし、コストの削減にもつながるだろう。これはユーザーにとってもメリットだ。
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CarPlayの地図

ただしカーメーカー側からCarPlay搭載車のオーナーに「iPhoneに替えて」とはいえない。またトヨタのG-BOOKやホンダのインターナビを始め、カーメーカーはすでに通信を利用した車載情報システムを構築しているところも多い。これらを止めて、CarPlayに移行するとは考えにくい。

CarPlayで既存のカーナビはどうなる!?

CarPlayの登場で、カーナビは激変するといわれる。世界的に見るとCarPlayを始めとしたディスプレイオーディオは、大きく拡大していくだろう。しかし日本ではどうだろうか。携帯電話が日本では独自に進化していきガラケーと言われたように、カーナビも日本で独自の進化を遂げている。それに慣れたユーザーが、スマホアプリのカーナビ機能に満足できるかは疑問だ。

スマホのナビアプリによってカーナビ市場、とくに市販市場が縮小傾向なのは確かである。ただし、クルマに乗る時間が長い人ほど、一旦は「スマホのナビアプリでいいや」と思ったものの、地図の細かさや検索のきめ細やかさに満足できず、従来タイプのカーナビに戻るという人が少なくないのも事実。おそらく日本では、低価格のクルマにはCarPlay等のディスプレイオーディオ、高級車には独自の車載情報システムというように、二極分化していくのではないだろうか。

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