アートを楽しむ北海道旅行はいかが?
北海道旅行の醍醐味といえば、大自然とグルメですが、そこに“アート”という新たな要素を入れて、あなたらしい旅をしてみませんか? 今回は、札幌から1時間弱の美唄市にある「アルテピアッツァ美唄」をご紹介します。広大な敷地に点在する彫刻、ノスタルジックな木造校舎、自然が織りなす四季折々の風景……。美術館巡りが好きな方も満足すること間違いなしの、隠れ家的なアート施設です。札幌から1時間で美唄市へ
札幌からJR函館本線の特急列車で40分、新千歳空港から90分ほどの美唄駅。ここから「アルテピアッツァ美唄行き」のバスに20分ほど揺られると、目的地に到着です。バスを降りてなだらかな丘を登りきると目に飛び込んでくるのは、青々とした芝生に点在する彫刻の数々。自然とアートが見事に融合しています。「美しい唄」と書くその地名に違わず、静寂のなか聞こえてくる鳥のさえずりはまるで唄のようで、日々の喧騒を忘れさせてくれる場所です。世界的な彫刻家、安田侃さんの作品に触れる
芝生に横たわる白大理石やブロンズの抽象彫刻、大理石で造られた石舞台などは、どれも世界的な彫刻家、安田侃さんの作品です。安田侃さんは美唄市出身の彫刻家。大学卒業までを北海道で過ごし、東京芸術大学大学院で彫刻を学んだ後、イタリアへ渡り、現在もイタリアを拠点に活動されています。コロンとした形状の大理石彫刻は安田さんの代表作。、東京ミッドタウンや東京国際フォーラム、北海道内では、JR札幌駅や北海道知事公館、札幌ドームでも目にすることができます。アルテピアッツァの「アルテ」はイタリア語で「芸術」、「ピアッツァ」は「広場」の意味。7万平方メートルもの広大な敷地には、古い木造校舎があり、1階の一部は幼稚園として、2階は彫刻を展示するギャラリーとして使われています。旧体育館を改装したアートスペースや大理石で作られた野外の石舞台では、クラシックやジャズのコンサート、講演会なども開催されています。
実際に作品に触れて楽しむのもOK!