動画撮影・動画編集/おすすめビデオ編集ソフトレビュー

ビデオ編集ソフト「PowerDirector 12」レビュー(4ページ目)

サイバーリンクのビデオ編集ソフト『PowerDirector 12』は、使い方が簡単な上に高機能な編集機能を備えていることから、ビデオ編集が始めてのビギナーから、オリジナル映像編集に慣れた中・上級者にも固定ユーザーの多い編集ソフトです。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド


Suiteエディションがおすすめの理由

PowerDirector 12には複数のエディションがあり、エディションによって利用できる機能や、収録されているプログラムが異なります。ここでは、上位バージョンのSuiteシリーズに収録されている、2つのプログラムを紹介します。

●オーディオ編集の「AudioDirector」がいい!
PowerDirector 12には、オーディオデーターを編集するための「WaveEditor」というプログラムが収録されています。オーディオデータを編集できる専用アプリが付属するというのは、オーディオを重視する姿勢として大いに歓迎できます
しかし、Suiteエディションには「AudioDirector」という、オーディオ専用プログラムが収録されています。音声のブーストやピッチ調整、エフェクト設定などの編集機能に加えてノイズに関する処理機能が充実しており、ノイズを低減するノイズリダクションはもちろん、たとえば警笛やくしゃみなど、不要な音を限定して削除することもできるのです。高度なオーディオ専用ソフトでなければ対応できないような機能です。
オーディオのデータ編集専用アプリ「AudioDirector」

オーディオのデータ編集専用アプリ「AudioDirector」

「AudioDirector」では、特定の音だけを消去できる

「AudioDirector」では、特定の音だけを消去できる


●特定部分の色を変更する「ColorDirector」がすごい!
また、Suiteエディションには、「ColorDirector」という色補正専用のプログラムが収録されています。色補正ですから、映像全体を適正な画質に修正してくれ。それだけでも十分利用価値のある機能なのです。

しかし、この補正機能をさらに利用すると、たとえば特定の部分の色を変更したり、あるいは特定の色だけを残して他をモノクロにするなどの利用方法ができるのです。こうした高度な編集機能は、プロ仕様の編集ソフトならではの機能で、これらを手軽に利用できるところにも、PowerDirector 12の「パワー」が感じられます。
「ColorDirector」を利用して、任意の場所の色を変更する

「ColorDirector」を利用して、任意の場所の色を変更する



PowerDirector 12は、全くビデオ編集が初めてのビギナーから、すでにバリバリ編集ができる中/上級ユーザーでも、手軽にビデオ編集に利用できるツールとしておすすめです。たとえば、ノートパソコンに入れて持ち歩く「手の中スタジオ」などに最適です。

なお、PowerDirector 12は64-bit OSビデオ処理エンジン「TrueVelocity」を利用し、Intel Core i7 またはAMD FXシリーズのCPUを搭載した64-bit OSマシンであれば、これから主流となる4Kビデオを取り込んで編集をし、さらに書きだすことにも対応。しっかりと将来を見つめ、長くつきあえるビデオ編集ソフトといえます。

関連情報

PowerDirector 12の商品紹介ページ(PowerDirector 12 ULTIMATE)

PowerDirector 12のエディション比較ページ

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気のビデオ編集ソフトを見るAmazon で人気のビデオ編集ソフトを見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます