元祖は東京にあり

ここまで「夜はクネクネ」がその後の散歩番組に与えた影響について紹介してきましたが、じゃあこれがルーツなのかというと、当ガイドは異議を唱えたいと思います。「めっちゃ褒めといて何やねんな?」という声が関西方面から聞こえてきそうですが(笑)。

1977年というから「クネクネ」スタートの6年前。こちらはテレビ朝日単独の関東ローカルながらも、全国的な話題となったバラエティ「出没!!おもしろMAP」。これが散歩番組のルーツであると主張します。

司会は清水国明、クーコ夫妻(当時)。毎回、東京のある場所に出没しては、当地の名物や最新情報を伝える、オールロケの若者向け情報番組でした。


本編の印象が薄いのは……

番組本編以上に話題になったのは、突如どこからともなく現れる筋肉美の男性で、その名をムキムキマンと言いました。彼の踊るエンゼル体操は、ローカル番組発にもかかわらず全国的なブームとなり、レコード化までされました。

番組内コーナーが爆発的人気となったために、今では本編の印象が薄くなってしまい、その後しばらく街歩きの番組も制作されませんでしたが、十数年の時を経て始まった「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)のロケ部分に、コンセプトが生かされてます。

タイトルが似通っているのは偶然ではなく、局こそ違うものの制作会社がどちらもフルハウス(現・ハウフルス)なんです。偶然といえば、「クネクネ」が原田伸郎、「面白MAP」が清水国明というのも不思議な偶然でしょう。

つまり、散歩番組のパイオニアはあのねのねだったんです。異論は……、大いに認めます。





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