冬に溜め込んだ毒素を排泄するため、疲れやすくなる子も
例えば東洋医学的に考えると、春は“排泄”の季節。冬の間に溜め込んだ脂肪や毒素を排泄します。この排泄がうまくいかなかったり、毒素の量が多すぎるとアレルギー症状も出やすくなると言われています。
ドッグフードにトッピングする場合はフードをいつもの70~80%ぐらいの量に減らしてください。アレルギーがある場合は少量もしくは避けてください。新しい食べ物に慣れるまで、心と体がついていくまでに時間がかかるわんちゃんも、少量ずつお試しください。体に良い食材ではありますが、わんちゃんが嫌がる食材を無理矢理あげないようにしましょう。
健康上の理由で与えていきたい場合は、わんちゃんの好きなものと混ぜたり、お肉などの茹で汁と一緒に与えてみてください。
あさり
犬に貝類ってダメなのでは?と思っている方も多いかもしれません。そう言われる理由は貝類に含まれるチアミナーゼという成分が、体内のビタミンB1を奪ってしまい、脚気などビタミンB1不足の症状を引き起こす恐れがあるからです。ただ、これは生食した場合の話で、加熱することによって失われます。一晩ぐらいかけて砂抜きをして、貝の口が開くまでしっかり加熱しましょう。動物性たんぱく質なので、わんちゃんは消化が得意とされていますが、心配な場合は細かく刻んであげてください。冷凍保存も可能ですので、茹で汁ごと製氷皿などに入れて冷凍しておくと便利です。
菜の花
春野菜は苦味が強いものが多く、解毒作用が高いものが多いです。その代表格が菜の花。灰汁が強いので、下茹でしてください。ただ、水溶性のビタミンが豊富に含まれるため、茹で時間は2~3分ぐらいまでにしておきましょう。茎の部分が固い場合は、キッチンバサミや包丁でざく切りにしてから与えるようにしてください。キャベツ
生食か加熱か、目的と体質で選びましょう
いちご
ヘタを取って、よく洗ってから与えましょう
現代わんちゃんは何かとストレスも多いもの。食べ物からも補給してあげましょう。ヘタは切り落としてください。丸ごと与えて上手に食べるわんちゃんもいますが、飲み込みやすいわんちゃんや春は胃腸を痛めやすい場合は、一口大に切ってから与えるようにしてください。