いろいろ種類があるワークショップ
「こども映画教室」 脚本もチームのみん なと考える
「毎週末、何かしらのワークショップを実施しています。例えば『ドローイング・ワークショップ』は、先生が人の動きやキャラクター表現のメソッドを教えてくれる人気プログラムで、大人向け、子ども向けがあります」。(木下さん)
最近では、子どもたちだけで映画をつくるワークショップ「こども映画教室」を開催。映画関係者が企画したプログラムは、5人1組のチームで監督、演出、俳優といった役を分担して、ひとつの映画をつくっていきました。まさに「未来のつくり手」を育てる内容でした。
「コッパトイであそぼう!」 木のきりくずをくっつけたり、重ねたり。
手を動かしながら「三条市は金物・刃物の生産地だけど、その道具に必要な木工も発展したんだよ」という話をすることで、モノをつくるだけのワークショップではなく、『こっぱ』にも背景があるきっかけを知ることができます。
また、ゲームクリエイターの故・飯野賢治氏が中心となり「創発性を持つ若者により多く登場してもらいたい」と発足した「ILCA」との共同開催によるワークショップ「イルカの学校」を2013年に開校するなど、子どもや若者、社会人まで、老若男女問わず、ジャンルや業界の垣根も超えてクリエイターと交流できる交流したワークショップを展開しています。
ワークショップは次のステージへ
今回お話を伺ったIID世田谷ものづくり学校の木下浩佑さん
「スキルや技術を身につけることはもちろんですが、ワークショップは単にものづくりを教わるだけの場ではありません。共同で何かをする、つくる、できる体験を提供する場であり、『知らなかったことを面白い』と感じる場でもあります。私たちはワークショップを通して、表現の応用力や創造力を養ってもらいたい、と考えています。さらには、クリエイターの頭の中を知ったり、技術を追体験することで、クリエイターがつくったモノの価値を理解し、クリエイティブ市場が育っていくことにつながるはずです」。(木下さん)
何はともあれ、アートを「つくる」ことで身近に感じることができる「ワークショップ」。
皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょう。
【ワークショップ開催情報】
「IID世田谷ものづくり学校」のワークショップ開催情報は、以下の通りです。(2014年3月24日現在)
4/1(火)~4/6(日) 相川合成樹脂工業所 製品・試作品展
4/6(日) ドローイング・ワークショップ(キッズ・おとな)
4/12(土) イルカの学校「U KITAGAWAのフィジカルコンディショニングメソッド」
4/12(土) イルカの学校「横山宏の『ここでしか教えない模型秘技』」
4/12(土) 学校園ワークショップ「 巡る竹林『竹笊つくり』」
4/19(土) 熱中!ジェンベ教室
4/19(土) 大好き!アフリカン HOT ダンス教室
4/19(土) tette 花育 for kids
4/20(日) イルカの学校「加藤ジャンプの『コの字酒場入門』」
4/20(日) ドローイング・ワークショップ(キッズ・おとな)
4/26(土) イルカの学校「吉岡正人の『だれでも出来る殺陣入門』」
4/27(日) 東京の木を活かしてつくる手作りカホン
毎週 火・土・日 yoga教室
※ スケジュール・開催内容に変更が生じる場合があります。