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東京・京橋で「多様な光のある建築展」開催中

現在、東京・京橋のAGC studioで、「多様な光のある建築展」を開催中です。これからの日本の建築会を担う若手建築家達の、ガラス建築の可能性を探る提案をご覧ください。

執筆者:川畑 博哉

現在、東京・京橋の京橋創生館の1、2階にある、旭硝子株式会社(=AGC)が運営するAGC studioで「多様な光のある建築展」と題して、30歳以下の建築家の作品を展示しています。
昨年の「ガラス建築の設計競技」において提案された中から選出された最優秀案を原寸スケールで展示しています。また、優秀賞1点はパネルおよび模型、優秀賞2点および他の提案作品2点は、パネルおよび模型を展示しています。指名5組による新しいガラス建築の提案をこの機会にぜひご覧下さい。
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会期:2014年3月7日[金]~5月31日[土]
会館時間:火~木・土曜 10:00~18:00/金曜 10:00~19:00
(日曜、月曜、祝祭日休館)
会場:AGC studio 1階エントランスギャラリー
東京都中央区京橋2-5-18 京橋創生館
主催:旭硝子株式会社 AGC studio
企画協力:AAF特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ

最優秀案は自立する透明な薄板ガラス

会場の中心には最優秀案の岩瀬諒子さんの「風と光と戯れるガラス」というコンセプトの作品《KUSANAMI》が展示されています。板厚が0.56mm、高さが1.8mの化学強化ガラス‘Leoflex’の下端を、緩い円弧状に曲げてベースに固定して自立させた作品です。さらに別のガラスと固定金具により上端で連結させて、自重やそよ風にも耐えられる薄板ガラスの空間を構成しています。
壁面には4組の若手建築家のガラス建築のユニークな提案が、模型とパネルで展示されています。
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最優秀案の岩瀬諒子さんの作品《KUSANAMI》と、都市の屋上いっぱいに広がるガラスのKUSANAMIの風景を表現したパネル展示。

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優秀賞の杉山幸一郎さんの作品《風がきらめき、光がそよぐ建築》。

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優秀賞の杉山幸一郎さんの作品《風がきらめき、光がそよぐ建築》。

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植 美雪さんの作品《積もる淡い翠》。

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塚越智之さんの作品《狭小の森》。

記念トークイベント「第43回 デザインフォーラム」も開催

関連イベントとして、4月25日(金)に、出展若手建築家のひとつ上の世代の建築家、構造家をゲストに迎え、設計競技の審査と経過から、これからのガラス建築の在り方や可能性を探ります。
ゲスト:乾久美子(建築家) モデレーター:太田浩史(建築家)×佐藤淳(構造家)×平沼孝啓(建築家) 
定員70名、事前申込制・先着順です。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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