「パークシティ武蔵小杉 ザ グランドウィングタワー」が竣工

右が「パークシティ武蔵小杉ザグランドウィングタワー」

右が「パークシティ武蔵小杉ザグランドウィングタワー」

あの人気物件(売れ行きが良かった、という意味)が竣工。「パークシティ武蔵小杉ザグランドウィングタワー」である。【好調物件徹底研究】分譲価格が6年間で2割以上も上昇は2012年6月に公開した記事。第1期が「ソッカン」した(即日完売の意味)という内容で、物件の特徴などはそちらをご参照いただきたい。

購入者の入居を目前に、マスコミ向け内覧会が執り行われた。冒頭のあいさつで三井不動産レジデンシャル横浜支店副支店長各務徹氏は、「見て欲しいところは3つ」と述べた。一つ目は駅前再開発区域に並ぶ3棟のデザインを統一させたところ。

右の画像は、三井不動産レジデンシャルが手掛けた武蔵小杉駅前再開発地のタワー群である。左が「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」。総戸数643戸、2008年竣工である。中央が「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」。総戸数794戸、2009年竣工。右が「パークシティ武蔵小杉ザグランドウィングタワー」、総戸数506戸。武蔵小杉は地価が著しく上昇したことで話題になったが、3棟の分譲価格も当然のようにそれを反映している。平均分譲坪単価は、左から順に@238万円、@260万円、@291万円。階数は同じく47階建て、61階建て、38階建て。つまり額面以上に値上がりをしている。

話はそれるが、「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」では管理組合が非常に充実した公式サイトを作り運営している。「マンションの資産価値を考える上で大切にしたい視点」「大規模がマンションが中古市場を替える」でも触れたが、今後このような取り組みは増えていくだろう。

「駅直結」の快適性

5階スカイゲートブリッジ(ららテラス側より)

5階スカイゲートブリッジ(ららテラス側より)

2つ目のポイントは「駅直結」の利便性。東急線「武蔵小杉」駅は商業施設が入った駅ビル「東急スクエア」と一体化しているため、同マンションは、1階と5階と2つの直結通路(来月竣工予定のショッピングパーク「ららテラス武蔵小杉」経由)を設けることができた。5階は夜間は閉じられるが、1階は24時間利用可能。5階のペデストリアンデッキは屋根付きなので雨の日も傘をささずに電車に乗ることができる。

購入者データでは、20代8%、30代32%、40代23%、50代18%、60代以上19%。「20代+30代」と同等レベルで「50代上」の比率が高かった。これも利便性が評価された結果と捉えることができるだろう。「東急スクエア」には飲食店のほかにユニクロなどのファッションや雑貨、区の図書館まで併設されている。特急に乗れば「自由が丘」にもひと駅。車を持たずとも狭域、中域の利便は申し分ないかもしれない。

内廊下の床下収納に防災グッズ

各階 床下防災倉庫

各階 床下防災倉庫

3つ目は防災への取り組みである。阪神淡路大震災の経験をもとに各地で防災の呼びかけを行っているNPO法人と提携。さまざまな工夫を取り入れた。まずは水だ。受水槽約500リットル、ペットボトル48リットルなど1世帯当たり計約1000リットルを確保。停電時給水ポンプが作動しなくても、各階に設けた「非常用電源で作動する水栓」で給水可能。ペットボトルや非常食を含む防災グッズは内廊下の壁面や床下に収められている。期限の有るものは入替えコストもあらかじめ管理費に組み込み済という。

非常用電源72時間稼働も特徴的。軽油1万リットルが敷地内の地下に埋まっている。停電時の非常灯も、共用廊下部分のみならず専有部のリビングにもLED照明がひとつ用意された。自宅が真っ暗にならずに済む。

災害時、体調を悪くする原因のひとつにトイレがあるようだ。この物件では3日分の汚水槽を用意するだけでなく、各階にラップポン(水のいらない簡易トイレ)、屋外敷地内にマンホールトイレまで設置している。マンホールトイレは井戸からくみ上げた水で流せる仕組み。大規模マンションの利点をフルに生かしている。

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