市場に出る前に売れる!という活況ぶり

富士山

景気回復で活況の会員制リゾートホテル。リタイア世代だけでなく40代、50代のオーナーも増えている(写真はイメージ)

このところリーマンショック、東北大震災、原発問題の影響でリゾート業界は低迷が続いていましたが、昨年、新政権以降、株価が上昇、アベノミクス効果でようやくリゾート業界も回復傾向にあります。
なかでもリゾート会員権は別荘やリゾートマンションに比べ、景気に左右にくい業界といわれていましたが、4月からの消費税アップが検討者の背中を押しているようです。

「消費税5%のうちに購入したいという方が増えています」と語るのはリゾート会員権の仲介会社「e会員権」の涌井社長。「銘柄指定で売り物が出るのを待っている人がいる状態です。なので、売り物が出ればHPにアップする時点で、もう契約中になる、というくらい早く決まります。ここ1年ほど前から、市場は品薄状態が続いています」とのこと。仲介市場で問い合わせが多いエクシブ会員権の場合、泊まれる日数やグレードを指定で売り物を待っている方が大半とのことです。
いままでは株価が上がると半年遅れて取引が増える傾向にありましたが、今や株価とほぼ連動して動いているようだとも。ニーズの高まりもあり、今年1月の会員権の平均販売希望価格は169万円で前年同月に比べて17%のアップ。「2割弱上がるというのは、今までにない大きい変化です」。

東急ハーヴェストクラブの会員権仲介は問い合わせが増えて、品薄状態です。蓼科や伊東、天城高原など200万円前後で安くなっており、売り物が出るのを待っている施設もあります」と話してくれたのは東急リゾート経営企画部の浅羽さん。新規の会員権も昨年8月にオープンした「東急ハーヴェストクラブ 熱海伊豆山&VIALA」は1000万円を超える高級なVIALAの会員権が今年2月に申込完売。600万円台の熱海伊豆山も80%販売済みと順調に推移しています。
また今年10月に開業予定の「東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA」は場所柄からか、全国から問い合わせがあるとのことです。

3月中の入会なら消費税5%

リゾート会員権の活況に影響をあたえている消費税5%。e会員権の場合、3月31日までに入会すると名義変更料や仲介手数料も含めて消費税5%になります。が変更の手続きなどに時間がかかるので今からの購入では間に合わないことも予想されそうです。「市場に商品がほとんどない状態なので、今から購入したいという方は、信頼できる取引業者にあらかじめ欲しい銘柄や予算などを伝えておくことが大切です」と涌井社長。
東急ハーヴェストクラブも3月31日までに契約、引き渡し完了の場合、消費税は5%です。4月以降は消費税8%になります。

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