ドッグサロンの選び方
フルコートにするにはラッピングするなど独特の手入れが必要なヨークシャー・テリアだが、ペットカットも可愛いもの。 |
実際、ノーフォーク・テリア、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、エアデール・テリアといったテリア種、そしてミニチュア・シュナウザーなどの場合には被毛を抜くプラッキングという作業が必要なので、そういった技術に長けているサロンを探すのがいいでしょう。ただし、ドッグショーに出さず、普通に家庭犬として暮らすのであれば、プラッキングせずにバリカンで刈ってしまうケースも多いので、目的と好みに合ったサロンを探してください。
では、ドッグサロンを選ぶ時のポイントとは?
- お店の中が綺麗か、衛生管理が行き届いているか
綺麗になるはずのドッグサロンに連れて行ってノミや病気を移されたなんてことになったら本末転倒。使う器具などもきちんと消毒し、衛生管理に気を配っているかをチェック。
- スタッフの、犬やお客さんに対する態度はどうか
犬をグルーミングしている最中、乱暴に扱うなどはダメ。犬の性格を読みながら、その子に合った対応をしてくれるか。
- スタッフが経験豊富で、技術が十分か
一口に犬と言っても、犬種によっては独特の手入れが必要なこともある。経験豊富であれば、いろいろな犬種に対応できるということ。ちなみに、ジャパンケネルクラブ公認のトリマーライセンスには技術や経験のレベルによって上級から「師範」「教士」「A級」「B級」「C級」とランクが分かれている。
- 料金設定が明確か
セット料金であれば、何が含まれているのかきちんと確認を。
- グルーミング、またはトリミングをしている様子を見られるか
飼い主さんにその作業風景を見せないようなところはちょっと不安。オープンなお店がよい。
- 普段の様子、希望のグルーミング内容など細かく聞いてくれるか
人に体を触られることに慣れているか、性格はどうか、どこか触られると嫌がるところはないか、体調はどうか、皮膚や被毛に気になるところはないかなどの情報は、なるべく多いほうがトリマーさんの仕事もよりスムーズになる。仕上がったら自分のイメージとは違っていたなんてことのないように、こういうふうにカットして欲しいと要点は伝えたい。
- 終了後、愛犬の様子や、何か気づいたことをきちんと報告してくれるか
皮膚トラブルや傷、腫瘍など、グルーミング中にトリマーさんが発見してくれることもよくある。
- 動物取扱業の登録がなされているか
改正「動物の愛護及び管理に関する法律」により、ペットショップやブリーダーなどと並び、動物取扱業としての登録と動物取扱責任者の配置が義務付けられている。
- お店の評判をリサーチする
犬友達などの口コミも有力な情報となる。お客さんの声は正直。