雲南省の治安について

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昆明市内の風景。都市部の治安は比較的良好だ。

雲南省では、公安や警察の目が届きやすい大きな都市や観光地では治安が良好です。一方、小さな観光地や外国人の来訪が少ない土地では外国人が目立ってしまうため、犯罪のターゲットになりやすくなります。治安のよい生活に慣れた日本人は、とりわけ注意が必要となります。さらに政治的な問題から日本人に悪意を持つ人もわずかに見られます。以下では、外国人旅行者にありがちな犯罪やトラブルを挙げておきます。

反日感情

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昆明で反日デモが発生した時期、車に貼られていた抗議ステッカー。

上海などと比べて雲南省は日本人との接触の機会が少ないため、抽象的な観念で日本を捉えがちです。抽象的な観念とは、テレビで流されている反日ニュースや反日ドラマの通りに日本や日本人を見るということです。ところが、そんな人が実際に日本人を見ると、自分たちと何も変わらないことに驚き、むしろ優しくしてくれます。とはいえ、日本人が団体で行動している際などで、反感をむき出しにして突っかかって来ることもあり得ます。常に慎み深い行動を心がけましょう。

 

おきびき

荷物から目を離すとおきびきに遭う可能性があります。1人でレストランやカフェなどを利用した際にトイレなどで席を立つ場合は、荷物も一緒に持って行くことをお勧めします。どうしても持って行けない場合は、お店の人など信頼できそうな人に「トイレに行くからこの荷物を見ていてくれ」と声がけすると良いでしょう。

スリ

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長距離バスよりもむしろ、写真のような公共バスにスリが多くひそむ。

スリはバスの中でよく発生します。上着やズボンのポケットから携帯電話や財布をすられるケースは、外国人のみならず当地の人々の間で頻繁に発生しているので、特に注意が必要です。対処策としては、以下のとおり。
  1. できるだけバスには乗らないこと
  2. バスに乗る前に上着やズボンに入っているものをバッグにしまうこと
  3. バッグを体の前に置くこと

タクシーによるトラブル

タクシーの運転手の中には、外国人だと知ると遠回りして高いお金を請求する人がいます。それを回避するために、乗ったらすぐにメーターが下りているかどうか確認し、下りていなければ下すように強く言いましょう。そしてタクシーを降りる際は、必ずレシートをもらいましょう。

レシートがあれば運転手と連絡先が分かるため、遠回りされてもタクシー会社にクレームすることが可能です。また、荷物を忘れても返って来る可能性が高まります。

道でタクシーを待っていると、普通の乗用車(多くが中国産)に乗るドライバーが「どこまで?」と声をかけてきます。これが「白タク」です。雲南省はタクシーの数が少ないことから「白タク」が盛況です。当地の人々にとってはある意味便利な存在ではあるのですが、旅行者にとってはトラブルの元ですから、使わないに越したことはありません。

ぼったくり

路上販売はもちろん、普通の店舗ですら、外国人だと分かると法外な値段を吹っかけてくるケースがよくあります。お店の人の言い値は高いことがほとんどですから、その値段では買わないようにしましょう。

そもそも中国での売り買いは、値段交渉をするのが基本です。筆者の場合は、相手の言い値の10分の1から値段交渉を始め、最終的には5分の1、3分の1の値段で買うことが多いです。

人の足元を見る人々

外国人がおろおろしていると、「助けてあげる」、「街を案内してあげる」などといって声をかけてくる人がいます。その中には、後にお金をせびってきたり、何かに利用してやろうと考える人が少なくありません。もちろん、本当に親切心で言っている人がいますので、「人を見る目」を最大限に発揮し、人間を見極めるようにしましょう。

また「日本人ですか」などと声をかけてくる人の中にも、悪い考えを持つ人がいるので注意しましょう。

ニセ札

雲南省ではニセ札が結構広まっているようです。「100元札を取り換えてくれ」などと言われたら、きっぱり断りましょう。見知らぬ人に「日本円を元に交換してもらいたい」と言われても同様です。
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