「愛」で満たされるには「感謝」して受けとること
与える、もらう。シンプルなベクトルで表現しましたが「愛」とは本来、もっと大きなものではないかとも思うのです
とはいえ、恋愛に於いて「無償の愛」を学ぶのは困難です。仮に「与えられるようになってこそ、与えてもらえる」と期待するのなら、やっぱりそれも「タイムラグのある見返りを求める愛」ではないかと私は思うのです。本当の意味での「無償の愛」の境地は、深く考えるほどに遠いものです。
以前、「恋は二人のエネルギーを循環させること」で書いたように、恋愛は互いにエネルギーを与え合う「循環」がポイントだと、私は思います。
きっかけとなるのは、やはり「与える愛」です。でも、与えるには、まず自分が愛を持っていることが大前提。持っていないものを人に与えることはできません。そこで「愛の自給自足」をベースに「もらう愛」を補充するという、ハイブリッドなエネルギーをパワーにすることを、お勧めします。
「与える愛」「もらう愛」。両方あっていいのではないでしょうか。
「もらって当然」「当たり前」とさえ、思わなければ。
「これだけしかもらっていない」と感じるか「これだけもらえた」と感じるか。「もらう愛」は受け取った人が、いくらでも自由に大きさを変えて感じることができるのです。
親からの愛が微かであっても、そこに感謝を感じる。友人・知人・彼からの愛を、感謝して受け取る。そして、「実は大きかった」と、あなた自身が気づくことで、小さかったものを大きく感じ、心が満たされるものです。