フルモデルチェンジで10cm長くなって2.5cm低くなったボディ
実に7年近いモデルライフとなったトヨタ・ヴォクシー/ノアがフルモデルチェンジを受けて新型に移行した。クラス初の本格ハイブリッドを擁し、ガソリン車は1月20日、ハイブリッド車は2月24日に発売される。
まず、ひと目で新型と分かるのが大きなグラスエリアや表情が豊かになったフロントマスクで、キープコンセプトなのは間違いないだろうが、それでも変化は大きい。
5ナンバー枠に入る標準ボディと3ナンバーサイズのエアロボディが設定されていて、標準ボディは全長4695×全幅1695×全高1825mm。先代よりも100mm長くなり、全高は25mm下がっていて、全幅は変わらない。
エアロボディは、全長4710×全幅1730×全高1825mmで、エアロパーツ装着により全長と全幅が標準ボディよりも大きく、全高は同一。全長はヴォクシーが70mm、ノアが75mm長くなり、全幅は10mm広く、全高は標準ボディと同様に25mm低くなっている。なお、標準ボディもエアロボディも室内長2930×室内幅1540×室内高1400mmは同じだ。
新型ヴォクシー/ノアの受注は絶好調!
ガソリン車はクラストップの16.0km/Lを誇る2.0Lエンジンを搭載する。152ps/193Nmは先代よりも6ps/3Nmダウン。しかし、セレナSハイブリッドの147ps(モーター:2.4ps)/210Nm(モーター:53.6Nm)には及ばないが、ステップワゴンの150ps/193Nmとほぼ同レベル。だから当然ではあるが、街中から高速道路までパワー不足を露呈することなく、普通に走る分には不足を感じさせない。クラス初の本格ハイブリッドは、高い完成度を誇るプリウスがベース。1.8Lエンジン、ハイブリッドトランクアクスル、昇圧コンバーター付パワーユニットコントロール、バッテリーなどにより23.8km/Lと、セレナSハイブリッドの16.0km/L、ステップワゴンの15.0km/Lを圧倒する。
発売1か月の受注状況は、消費税の駆け込み需要もあってか、ヴォクシーの4600台の月販目標の約8倍となる約3万7000台、ノアの同3400台に対して、約7倍になる約2万4000台を受注している。
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