イスタンブール、観光気分で船に乗る
地元トルコ人にとっても、船に乗ることは楽しいイベント
船だと、ヨーロッパ側景色もアジア側景色も、海から楽しめる
イスタンブールの船情報の詳細はこちら>>>イスタンブールで交通機関としての船を活用する
イスタンブールを初めて訪れる人は、旧市街にホテルをとる場合多いということで、今回は旧市街のトラム(路面電車)駅があるエミノニュから、アジア側で一番元気なカドゥキョイに渡る船をレポートします!
汽船で、エミノニュからカドゥキョイに渡る
シェヒルハットラル社は元公的機関だっただけあって、運航されているのも未だに大きくて古めかしい汽船。かなりいい味を醸し出しており、イスタンブール的情緒満載
船乗り場の建物に名前がついている
この船着き場、古い建物ながらも入口は自動改札になっているので、まずはチケットを買いましょう(イスタンブール市内の交通機関に乗るたびにトークンを購入するより、ほぼ全ての公共交通機関で利用できる「イスタンブールカルト」というプリペイドカードで支払う方が、楽な上に価格的にもかなりお得なのでおススメ)。
自動改札機を通って、待ちます。奥には船が待機しています。
渡し板を通っていざ乗船!
細い渡し板の上を通って乗船。時々、待ち切れず脇から飛び乗る人もいます。
1階は、景色が楽しめるけれど目線が低め、あと片方の景色しか見えないのが難点
こんなすごいことになっちゃう時も
ほどなくして船は金角湾からボスポラス海峡に出ます。進行方向左手遠くに見えるあやとりみたいなボスポラス大橋の美しさもさることながら、振り返ってみればユネスコ世界遺産に指定されているイスタンブール歴史半島が丸ごと見えるではないですか! 左からブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿、ときれいに並んでいます。これぞ、海からしか見られない、極上のワンシーン。
かなり立派な建物。
この日はギターとバイオリンと歌、という3人組が楽しそうに演奏してくれました
この他、ボールペンの束やシャツを売る人など、色々な販売人も船には乗ってきます。実演しながら「いらんかね」という人もいれば、自分がいかに困難な状況かを切々と語ってから何かを売る人(物乞い?)など、シェヒルハットラル社の汽船は大きいだけに、様々な人が乗っているんですね。
係員が、このヒモを船着き場側にいる係員に投げます
降りる時は、船着き場の脇の方から出て行きます。待合室には、エミノニュに行こうとする人たちが今か今かと乗船するのを待っているのが見えます。
ショートバージョンは民間船会社で
デントゥルのカバタシュ船着き場
シェヒルハット社の汽船よりこぎれいでぱっと乗れちゃいます
もし、あまり時間がないけれども、やっぱりヨーロッパ側とアジア側を船で渡ってみたい!…… という人には、カバタシュまたはベシクタシュから出ているデントゥル社のウスキュダル便がおススメ。こちらはおよそ10分ほどで対岸に到着する上に、ピストン輸送でモーター船が行き来しているので、短時間で素敵なボスポラスクルーズが楽しめます!