かわいい愛犬が一日でも長く“健康的に”一緒にいる為には、健康管理が必要です。家庭で、毎日気楽に続けて行ける健康チェック、入門編です。
まずは体型をチェック!
腰の部分にくびれがあれば理想体型
誰にでもできる健康管理は体型チェックです。体重だけでは太っている、痩せているを判断できません。犬種ごとの平均体重はあくまで平均なので、骨格や体長などにより体重には差があって当然です。例えば、平均体重は1.5~5kgのパピヨンですが、8kg~11kgぐらい体重がある体の大きい子もいます。体重はあくまで目安。太っている、痩せているを判断するのは体型です。
体型チェックのポイントは、上と横から見て
くびれがあること。
触れると、薄い脂肪がありその奥に肋骨を確認できれば理想体型です。
ただ、肋骨が浮き出ていたり、触ると骨のゴツゴツした感じがあるようであれば痩せすぎかもしれません。人間と同じように、わんちゃんも痩せすぎは免疫力や自然治癒力の低下に繋がる恐れがあります。愛犬とスキンシップを取りながら、体型チェックを定期的にしてあげましょう。
健康管理の基本は、愛犬を観察すること
カロリー計算、体重管理などのように、数字だけに囚われてしまうと愛犬を見る事を忘れてしまいます。健康管理の基本は、愛犬を観察すること。観察ポイントは大きく分けて3つです。
生き物ですから、完全に無臭にしようとする必要はありません。ですが、鼻をつまみたくなるような口臭がしたり、撫でた後に手に体臭が付いてなかなか取れない、シャンプーした翌日にはもう体臭が気になるといったことがある場合、何か不調が隠れているかもしれません。
尿の色が濃い、毎日のように下痢をする、臭いが異常にきつい、などの症状は出ていませんか?
排泄物は、体内の様子が知れる大切なお便りです。消臭作用のあるサプリや、便を少なくするフードもありますが、健康管理にはなりません。排泄する時に辛そうだったり、痛そうな声をあげる場合は、動物病院に相談するようにしましょう。
毛が絡まりやすかったり、静電気でボサボサになりやすい、シャンプーした後でも手触りが重い、乾燥していると体内の水分や油分のバランスが崩れているかもしれません。短毛種やハードな毛質のわんちゃんは、皮膚の状態をチェックしてあげると良いでしょう。
では、これらに不安を感じた時に何をしてあげれば良いのでしょうか?
次のページで紹介します。