路面電車は流し撮りに向いている
流し撮りの作例。路面電車は流し撮りがしやすい被写体。
流し撮りとは、動く被写体の動きに合わせてカメラも動かし撮影して被写体の周辺にブレを作り動感を表現する撮影方法。
路面電車はこの流し撮りをするのに向いている被写体です。動きがそこそこ緩いのがその理由。初めての流し撮りには最適な被写体と言えます。
流し撮りの方法は、まずシャッタースピードの設定を行います。撮影モードにあるシャッタースピードモード、「S」やメーカーによっては「Tv」と表記されているモードに設定します。
最初は1/60程度のシャッタースピードに合わせて撮るのがお勧めです。
撮り方は、電車の動きに合わせてカメラも左右に動かしシャッターを切ります。電車の動く速さとカメラの動かす速度が同調すれば電車にはピントが合い、周囲の風景はブレが生じて写ります。ポイントは、被写体の電車はピントが合った写りになっていること。
慣れてきたら、もう少し遅い1/30などのシャッタースピードを試してみるのもいいでしょう。
路面電車の流し撮りができると動きが感じられる画像になり、より臨場感が出た写真が撮れます。
いろんなアプローチで路面電車の撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。
・オーストリア グラーツの路面電車