マホガニーに似ていることからサペリマホガニーと呼ばれることもあり、数の少なくなってきたマホガニーの代わりに家具や内装材、フローリングとして使われることがあります。色合いは最初桃赤色ですが、徐々に赤褐色となりだんだんと濃い色に落ち着いていきます。アフリカ産のセンダン科の広葉樹で、木目がリボンのように帯となるのでリボン杢が美しいとされています。
■ピーカン
クルミ科のアメリカ東部の広葉樹 心材の褐色と辺材黄白色の差がはっきりしている硬い材です。ヒッコリーとも呼ばれています。
■ウォールナット
クルミ科の北米、ヨーロッパ等原産広葉樹 淡褐色から深みのある濃い褐色の木目で、重厚なイメージが高級感を出しています。陽に当たると経年変化で少し色が薄くなっていきます。
■クルミ
クルミ科のクルミ 日本から樺太原産 灰褐色の地に褐色の木目、斑点がある。家具材としても使われていて、硬いですが加工のし易い材です。
■クリ
年輪がはっきりと出た材で、タンニンを多く含むので、水にも強く枕木や土台等に使われてきました。硬く水湿にも耐えるので湿度の多い部屋でのフローリング使用に良いと思います。
■ブビンガ
マメ科の熱帯アフリカ原産広葉樹 淡褐色で美しい焦げ茶の縞模様があり全体的に柔らかい重圧なイメージになります。
■マサランドゥーバ
アカテツ科の南米原産広葉樹 赤褐色の優しい木目が特徴です。
耐久性もあるのでテラスでのデッキ材としても利用されています。
■ジャトバ
マメ科の中米・南米原産広葉樹 ウッドデッキで使われるほど耐久性のある材です。全体赤褐色で光沢があり、しっとりとした高級感があります。
■ピンカド
マメ科の東南アジア原産広葉樹 カリンに似た赤褐色で、木目はあまり目立たない材です。硬く強度があるため店舗床などでも使われます。
■パドック
マメ科の西アフリカ原産広葉樹 少しの縞模様と赤褐色の優しい木目が特徴です。シロアリなどの害虫にも強いのが特徴です。
■アカシア
ネムノキ科、またはマメ科の広葉樹。黒褐色の独特なうねるような模様が特徴。
■カリン
マメ科の東南アジア原産広葉樹 赤味が少し多い赤褐色と、黄白色のムラのある美しい材です。磨くと光沢も出て独特のイメージになります。
■ケンパス
カリンと同様にマメ科の東南アジア原産広葉樹 赤味が多い赤褐色でカリンに似ています。
■ローズウッド
マメ科の熱帯から亜熱帯原産広葉樹 紫檀、ソノクリン、レッドサンダルウッドとも呼ばれています。赤紫暗褐色で、黒紫の縞模様があります。狂いが少なくかなり硬い材です。
■ラバーウッド
トウダイグサ科のブラジル、東南アジア原産広葉樹 灰白色から淡黄色のムラの少ない材です。いままでは集成材として造作材に多く使われてきましたが、最近ではフローリング製品も出てきました。スギほどではないですが柔からめの材です。
■キリ
ゴマノハグサ科キリ属の広葉樹 木目も目立たない淡黄色。下の写真のように小さな穴が無数にあいていて、その効果で冬はあたたかみを感じることができ、夏はさらっとした感触があります。
■ウエンジ
マメ科のアジア、アフリカ原産広葉樹 濃褐色で硬い材で、耐久性にもすぐれ、シロアリやキクイムシなどの害虫にも強い木です。
■メルバウ
マメ科の東南アジア、オーストラリア原産広葉樹 南洋材特有の赤褐色で独特の焦げ茶の点模様が広がります。重硬な材で耐久性もあります。クウイラ、インピールメルボウとも呼ばれています。
■タガヤサン
マメ科のアジア広域原産広葉樹 淡黄色から黄褐色、濃褐色、黒褐色まで変化に富み、それが不規則にムラとなって現れています。全体敷きこんだ部屋のイメージを最後に紹介するサイト等で確かめてみるといいと思います。
■オリーブ
モクセイ科の地中海、アフリカ原産広葉樹 淡い褐色の地に赤褐色のマーブル模様が特徴で、耐久性に優れていますが狂いやすい材です。こちらも模様に特徴ある材なので各メーカーのサイトで、全体イメージを見ておくといいでしょう。
最後のページでは木ではない竹のフローリングや、実際に手に取って触れるフローリングメーカーのショールームをご紹介いたします。