リサイクル回収が洋服選びを変える!?
今は着なくなったお気に入りのコートで社会貢献ができたりクーポン券をもらえたり。リサイクル回収で洋服選びが変わる!?
古着のリサイクル回収がこの頃人気ですが、実は、古着がリユース(誰かに着てもらう等)やリサイクル(材料に加工して再生される)される確率はまだまだ低く、経済産業省の報告書によると衣類の廃棄量年間約94.2万トン(※)のうち再利用率はたった26%(2011年)!しかもほとんどはリサイクルです。
人気ブランドから自治体、NPOなどの団体まで、リサイクルやリユースにつながる入り口が増えた今こそチャンス。自分に合った衣類の処分ルートをみつけ、最後まで考えたブランド選びをするなどファッションライフそのものを見直してみましょう。
※タオルやふとんなど生活関連の繊維製品を含めると年間171.3万トン。そのうちの再利用(リサイクル・リユース・リデュース)率は22.1%。
ルート1 近所で社会貢献&自分もお得
「お気に入りだった」などで処分しにくい服も、誰かに喜んでもらえるなら行動する価値がありますよね?そんな人にこそリサイクルやリユースがお勧めです。回収窓口は、自治体の資源回収が定番ですが、この頃はメーカーやショップ主催の回収活動も身近にな り、アウトレットショップでも行われていたり、自社ブランドのダウンジャケットや下着をはじめ、体操服を回収するメーカーや自治体も現れるなど、広がりを見せています。詳しくはまとめ記事『捨てられらないアナタへ!洋服のリサイクル&リユース情報2014』をご覧ください。
これらは手軽に持ち込みができるほか、“下取り”として金券やサービス券と引き換えてくれるケースもあってお得感まで得られると人気。自社のものに限らず回収してくれるお店もあります。時期が限定されていることが多いので、店頭や企業サイトで回収予定をチェックしておくとよいでしょう。
ルート2 大切な服だったからこそ本気で寄付する
大規模な回収では、需要と供給などの事情もあってウエスや材料にされるリサイクルも多いのですが、「お気に入りの服が切り刻まれるのは忍びない(涙)」と嘆く人には、リユース目的の団体へ寄付するのがガイドのおすすめです。「見返りを求めず活動主旨に賛同できる団体を自分で選んで」寄付することは、逆に心に温かいものをもらえることも。この先の衣生活も変わってきますよ。日本救援衣料センターは各地で回収活動をしています。寄付をする時にはルールやマナーを守ることが大切です。活動内容により、回収拠点まで持参する形や宅配便で送る形が決まっていたり、募集対象に「セーターを」「スカート不可」「下着不可」など条件があったりします。ボランティアの方が少人数で確実に品を届けるために行っている事なので、条件をよく見て守って!
また、衣類は全て洗濯してきれいなものを送りましょう。中には古着の仕分けや輸送費用等の活動資金として寄付金が必須という団体もありますが、賛同しての行動なら自分も活動の一端を担うという意識でのぞみましょう。
さて次は「売りたい!」ケースです。