電気自動車がこれから普及していく中で、みなさんはどのようなことに関心をお持ちでしょうか。これまでの記事で電気自動車の基本的な情報をお伝えしてきましたが、その運転・充電テクニックや注意点などに関心を寄せている人も多いのではないでしょうか。今回は実際に電気自動車走行時に気を付けるとお得な点についてお話しさせていただきたいと思います。

運転時におけるお得な操作方法

電気自動車の運転前、運転中に、いくつかの点に気を付けて走行すると、より長い距離を走ることができます。

■運転前
(図)日産自動車より引用undefinedタイマー充電設定

(図)日産自動車より引用 タイマー充電設定(図)日産自動車より引用 タイマー充電設定


運転前、実際に何時に車両を使用するのか事前に分かっている場合は、タイマー機能と呼ばれる指定した時間にエアコンを作動させる機能を使用することによって、走行時にかかるエアコンの電力費を削減することができます。

電気自動車はエアコンによって多くの電力を消費するため、室内の温度調整を充電中に完了していれば、その分走行時の電力の消費を抑えることができるのです。さらに充電中あらかじめ充電ケーブルが接続されている間に、室内の気温を適切なものにしておくことは、快適な運転にもつながります。ナビゲーション画面でタイマー機能を使用しエアコンを希望時間に稼働させることも可能なので、わざわざ車に戻り、温度調整する必要もありません。

また、電気自動車に搭載されるナビゲーションは私たちのニーズに合わせた情報を提供してくれます。電気自動車は坂を登る際に多くの電力を消費するため、電力を削減したい場合は、登り坂が少なく、消費電力を最も抑えることのできるルートを設定するのもよいでしょう。

車の総重量も走行距離を延長するために関わってきます。余分な荷物は載せず、必要な荷物のみを載せるよう心掛けるのも大切です。運転前もし時間があれば、タイヤの空気圧が低下していないことを確認すると、なおよいでしょう。

■運転中
基本的には運転中に気を付けることは、ガソリン自動車の燃費を抑えるための注意点と同じです。例えば、急発進や急加速を避け、ゆっくりと発進、加速することや、急ブレーキを避ける為車間距離を十分取って走行すること、高速道路でスピードの出しすぎに注意することなどが挙げられます。

また電気自動車の航続距離はエアコンによって大幅に削減されてしまうので、とくに冬場のヒーターは巡航距離に影響します。ヒーターの過度な使用を控え、寒いときは座席を温めるシートヒーターや、ハンドルを温めるステアリングヒーターを使用することで電力の削減につなげてはいかがでしょうか。

現在、ほとんどのエコカーにはECOモードという機能が備わっています。これによって加速時やエアコンの消費電力を抑えます。さらにブレーキ時に発生するエネルギーを電気に変える回生ブレーキを強くし、電力の回収効率を上げることで巡航距離が大幅に延びる事も期待できます。

(図)三菱自動車より引用undefinedナビゲーションシステムからの走行情報

(図)三菱自動車より引用 ナビゲーションシステムからの走行情報

運転中もまた、ナビゲーションシステムを有効活用することができます。例えば、走行時にエアコンを切ると航続距離がどれくらい伸びるか、などといった情報や、残りの電力でどこまでの距離を走行できるか、という情報を取得することができるのです。目的地までの距離と受け取った情報を比較することで、エアコンを調整しなければならないのかどうかを判断する基準となります。