バッテリー取扱い方法と充電テクニック

今までの記事で、充電方法などについてご説明させていただきましたが、実際に充電するとなった場合に電池をうまく長持ちさせるためのコツや注意点があります。

例えば、実際に気を付けるべきとして以下の点が挙げられます。
・長い間車を使わない場合でも3カ月に1回は充電する必要がある。
・電池量が極端に低い状態、または電池量が全く無い状態で放置しない。
・同様に、常に満充電の状態で放置しない。

電気自動車に使われるリチウムイオン電池は高性能なものですが、上記の環境下においてはその状態に影響が出る可能性があります。また、最悪のケースとしてバッテリーに損傷がおこり、使用不可能になってしまうかもしれません。

電気自動車のバッテリーは、使用を繰り返すと徐々に容量が低下し、早い段階で充電切れを引き起こすなどのバッテリー自体の劣化が見られます。これはリチウムイオンバッテリーに限らずバッテリー本来の特性であり、これから改善していかなければならない点でもあります。実際に予測される影響としては、車両購入時の容量を100%とするのであれば、目安で電気自動車の場合5年で80%、10年で70%ほどに容量が落ちてしまうでしょう。すなわちリチウムイオンバッテリーをいかに長く使うことができるかどうかが、電気自動車のエネルギー効率や航続距離の状況につながります。

バッテリーを長持ちさせる方法として最も適しているのが、長距離を走行する場合を除いて常にバッテリーの残量を80%程度にとどめておくことです。そして100%の近い状態での充電は極力控えましょう。また、バッテリーへの負荷を減らすため、急速充電よりも普通充電の方がやさしい充電方法と言えます。やむを得ず、常に急速充電を使用しなければならない場合は、ほとんどの電気自動車に搭載されている充電率を80%にとどめる機能を使って充電するのが良いとされます。

充電の料金を安く抑えるためには深夜充電をおすすめしています。しかし、夜にわざわざ車両を充電しに行くのが面倒だと言う人のために、タイマーによる充電ができる機能があります。これはナビゲーションの画面で充電開始時間を自ら設定することができる為、家の中にいながら夜間に外に出ることなく充電を開始することができます。

(図)日産自動車より引用undefined携帯電話を使った車両管理

(図)日産自動車より引用 携帯電話を使った車両管理

更にうっかりタイマー設置を忘れてしまっても、その時使われている充電器に登録をしていれば、充電されていないことを携帯電話に知らせる機能もあります。そしてケーブルさえつながっていれば、携帯電話にてリモートコントロールすることもできるのです。充電完了時にもメールにてお知らせが届くため、通信制度を使った車両管理が可能となります。

現在は航続距離の短い電気自動車ですが、みなさんの少しの注意で電力の消費は大幅に抑えることができます。そしてまた、携帯電話などの通信機能を使用することで電気自動車はより便利に、そしてユーザーのニーズに応えることができます。現在、電気自動車はまだまだ黎明期の状態です。普及期に突入するまでに、できる限り多くの有益な情報をこれからもみなさまにお届けしていきたいと思います。