簿記検定/日商簿記検定試験の対策

問題を解いてみよう!日商簿記検定3級(第1問)(2ページ目)

理解が出来ても実際の問題が解けるとは限りません。アウトプット練習をしてみましょう。

高野 博幸

高野 博幸

簿記検定 ガイド

大手資格予備校で会計系資格の講師を務める公認会計士・税理士。大学在学中に、簿記検定1級・2級、税理士試験簿記論・財務諸表論、公認会計士試験に合格し、税理士法人、資格スクール講師の経験を経て、現在、医療系に特化した会計事務所を開設。

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解答及び解説

1.買掛金:50,000/現金:70,000
   前払金:20,000

買掛金の支払いがあったため、「買掛金」勘定を減少させ、また商品の手付金として支払った金額は「前払金」として処理をします。

2.仕入:180,000/受取手形:180,000

手形の裏書があった際は、「受取手形」を減少させます。

3.売買目的有価証券:1,655,000/当座預金:1,500,000
                                          /当座借越: 155,000

有価証券購入の際の手数料は取得価額に含めます。また、当座預金の残高は1,500,000円しかなかったわけですから、その残高を超えた部分については、「当座借越」勘定を用いて処理をします。

なお、1勘定制を利用している場合には、当座勘定を使うため、今回貸方を全て当座預金とすることはできません。

4.現金過不足:10,000/受取手数料:8,000
                            /雑益:2,000

実際の有高が多かったため、期中に現金10,000/現金過不足10,000の仕訳を切っています。この現金過不足を取り崩すために借方に現金過不足を、また、受取手数料との差額2,000円については原因が不明のため「雑益」で処理をします。

5.売掛金:9,000/売上:9,000

本来であれば、32,000円と処理すべきところを23,000円として処理してしまっていたため、32,000円と23,000円の差額の9,000円を追加で仕訳処理します。


以上、仕訳問題を5題確認して頂きましたが、いかがだったでしょうか。間違えのあった方はどうして間違えてしまったのかよく確認して次はミスのないようにしましょう。
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