問題練習
それでは、今回は前回取り上げた第1問対策として実際に仕訳の問題を練習してみましょう。前回解説した頻出項目の「手形の取引」、「有価証券」、「当座預金」などの実践的な問題を掲載しておりますので、ここにある取引はしっかり仕訳ができるようになりましょう。
本試験でも第1問にはあまり時間を使うことはできませんので、スピーディーに処理をすることも意識して解答して下さい。
■問題■
下記の取引について仕訳をしなさい。ただし、勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。
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現金 当座預金 受取手形 売掛金 貸付金 前払金
仮受金 支払手形 買掛金 借入金 未払金 仕入
売上 減価償却費 支払利息 前払金 当座借越 売買目的有価証券
支払手数料 受取手数料 雑損 雑益 貸倒引当金
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1.先週仕入れた商品の買掛金50,000円と次回仕入れ分の手付金20,000円を現金で支払った。
2.商品を180,000円仕入れた際、かねてから受け取っていた約束手形を裏書譲渡した。
3.売買を目的として額面1,650,000円の有価証券を購入し、代金は購入手数料5,000円とともに小切手を出して支払った。なお、当座預金の残高は1,500,000円だが、借越限度額500,000円の当座借越契約を結んでいる。
4.現金の実際有高が帳簿残高よりも多かったため現金過不足勘定10,000円と処理していたが、そのうち8,000円は受取手数料の記入漏れであった。残額については不明であったため適当な勘定科目に振り替える。
5.商品32,000円を掛けで売り渡した取引を、借方、貸方とも誤って23,000円と記入してしまっていたので、正しい金額に修正した。