簿記検定/日商簿記検定試験の対策

もっと知りたい!日商簿記検定3級 傾向と対策 第1問

試験に臨む上では、その試験がどんなものなのかを知っておくことは非常に重要なことです。試験の傾向を知り、その対策を行うことで合格の可能性を高めていきましょう!

高野 博幸

高野 博幸

簿記検定 ガイド

大手資格予備校で会計系資格の講師を務める公認会計士・税理士。大学在学中に、簿記検定1級・2級、税理士試験簿記論・財務諸表論、公認会計士試験に合格し、税理士法人、資格スクール講師の経験を経て、現在、医療系に特化した会計事務所を開設。

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第1問

第1問は、仕訳問題が5問出題され各4点の20点満点となっています。それぞれの仕訳問題の難易度はいずれもそれほど高くはないため、20点満点或いは16点と高得点を狙っていきたい設問となります。

仕訳を行う上では、借方・貸方に勘定科目を用いる必要がありますが、第一問においてはそれぞれの勘定科目が選択肢として与えられています。

もちろん、解答に必要のない選択肢も含められておりますが、これらの選択肢をヒントに解答を作成することができます。具体的な問題形式につきましては、次の記事で記載したいと思います。

過去5回の出題実績

説明画像

出題傾向を知ろう!


仕訳はどの論点からも問うことができますが、過去の出題を見ると頻出の論点が多くあるのが確認できます。頻出項目に目を向けていきますと、まず、「手形の取引」については、代金の決済の他、割引や裏書についても幅広く出題されております。

「有価証券」については、売却した場合の取引を主に押さえておきましょう。「当座預金」については、当座預金からの代金決済に併せて、当座借越契約の内容まで問その他、「売上」や「仕入」の取引も他の論点を絡め出題されていますので広く確認しておきたいところです。

次のページでは、頻出論点のポイントの確認をしたいと思います。
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