簿記検定/日商簿記検定試験の対策

もっと知りたい!日商簿記検定3級 傾向と対策 第1問(2ページ目)

試験に臨む上では、その試験がどんなものなのかを知っておくことは非常に重要なことです。試験の傾向を知り、その対策を行うことで合格の可能性を高めていきましょう!

高野 博幸

執筆者:高野 博幸

簿記検定ガイド


ポイント整理

頻出論点のポイントを簡単に確認しておきましょう。

1.手形の裏書がよく出題されますが、手形の裏書は「受取手形」の減少、為替手形を振り出した際は「売掛金」の減少として処理をします。

2.当座貸越は会社が当座預金を持っている際に考慮するものです。普通預金では口座入金額以上は使うことができませんが、当座預金では貸越契約を結ぶことで口座残高以上の取引を行うことができます。当座預金残高を超えた場合には、「当座借越」で処理をします。

3.会社がモノを購入し、後日、支払をする際は、「買掛金」又は「未払金」で処理をすることとなりますが、材料の仕入など会社の商品の販売のために購入したものは「買掛金」で処理をします。その他のものについては「未払金」で処理をします。

4.その他、混同しやすい勘定科目として「仮受金」、「前受金」、「前払金」、「仮払金」が挙げられます。前○金については、商品の仕入れや販売などの営業過程で使います。

具体的にはまだ仕入・売上をしていないにも関わらず、先に代金だけを支払・受取をした場合には「前払金」「前受金」として処理します。その後、相手先から仕入・売上をしたときには、すでに代金を支払・受取しているため「前払金」「前受金」の減少とします。取り崩します。内容不明の資金を支払・受取したときは「仮払金」「仮受金」を使います。


対策

近年の出題傾向を考えると、上記の表でも分かりますように、頻出の論点が多くあり、またそれらの問題は、過去に出題のあった問題の類似問題として出題されておりますので、第1問に関しては過去問題を徹底して解くことをおすすめします。
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