関西空港の第2ターミナルビル。Peachの全便が発着、早朝便や深夜便も多いです
LCC(格安航空会社)が続々と就航するなど、早朝と深夜に空港を利用する人が増えている、大阪府の関西空港。そんな利用者のニーズに対応し、早朝と深夜の交通アクセスがますます便利になっています。また、24時間営業のショップやカフェなども増え、「完全24時間空港」としての機能も充実しつつあります。
今回、関西空港を早朝と深夜に利用する方のための【交通アクセス方法】を、鉄道、リムジンバス、高速船、車の利用方法ごとにまとめました。空港周辺ホテル、空港内にある24時間営業の施設なども紹介します。
LCC「Peach」は第2ターミナルビルを利用
2012年3月に就航したPeachは関西空港が拠点。国内線、国際線とも就航ネットワークを広げています
エアロプラザと第2ターミナルビルを結ぶ連絡バス(無料)
連絡バスの乗り場は、エアロプラザ1階です。第2ターミナルビルのほうは、外に出てすぐの場所にあります。
なお、Peachのチェックイン(搭乗手続き)の締切時間は、関西空港の場合、国内線は出発時刻の25分前まで、国際線は50分前まで。締切時間を過ぎると飛行機に乗ることができませんので、くれぐれも注意しましょう。
「鉄道」を利用する場合
JRと南海の関西空港駅、両方の改札が並ぶエリア。第1ターミナルビルとエアロプラザに直結しています
■JR西日本(関西空港線)
・特急はるか(指定席):京都から約1時間25分(3,570円)新大阪から約50分(3,050円)、天王寺から約30分(2,430円) ※大阪駅には停車しません
・関空快速:大阪から約65分(1,190円)、天王寺から約45分(1,060円)
■南海電鉄(空港線・南海線)
・特急ラピート:ラピートα(レギュラーシート)…なんばから約34分、ラピートβ…約39分(1,430円)
・空港急行:なんばから約43分(920円)
【早朝に関西空港へ到着する】
■JR西日本(関西空港線)
[平日・休日] 大阪 4時58分 → 天王寺 5時18分/5時25分(※乗換) → 関西空港 6時9分(大阪環状線・関空快速)
■南海電鉄(空港線・南海線)
[平日] 南海難波 5時15分 → 関西空港 5時58分(空港急行)
[休日] 南海難波 5時10分 → 関西空港 5時55分(空港急行)
【深夜に関西空港を出発する】
■JR西日本(関西空港線)
[平日・休日] 関西空港 23時09分 → 天王寺 23時53分/23時58分(※乗換) → 大阪 0時19分(大阪環状線・関空快速)
■南海電鉄(空港線・南海線)
[平日・休日] 関西空港 23時40分 → 南海難波 0時40分
鉄道駅から第2ターミナルビルまで連絡バスの利用となります。時間に余裕を持って行動しましょう。
鉄道のお得なアクセスきっぷ情報
●関空トク割ラピートきっぷ
発売駅⇔関西空港の移動に便利なラピート特急券付片道割引きっぷです。
例)関西空港駅からなんば駅までご利用の場合
普通運賃+特急券(レギュラーシート)1,390円 → 関空トク割 ラピートきっぷ 【1,130円】
●関空ちかトクきっぷ
大阪市営地下鉄・ニュートラム各駅~なんば駅と南海電鉄なんば駅~関西空港駅までの片道乗車券がセットになって【一律1,000円】のお得な割引きっぷです。
●京都アクセスきっぷ
阪急電鉄京都方面から大阪市営地下鉄天下茶屋駅で乗換え、南海・関西空港駅まで【片道1,230円】でのお得な割引きっぷです。南海空港特急ラピートの特急券(レギュラーシート)が通常大人510円のところ、300円で購入できるなどの特典があります。
●神戸アクセスきっぷ
神戸・三宮をはじめ元町や尼崎など、阪神電車の各駅(神戸高速線を除く)から阪神大阪難波駅で乗換え、南海なんば駅経由で関西空港まで【片道1,130円】のお得な割引きっぷです。
●奈良アクセスきっぷ(※関西空港発着のみ)
南海・関西空港駅から近鉄奈良駅まで(なんば・大阪難波駅経由)が【片道1,230円】のお得な割引きっぷです。往復2,460円もあります。
上記以外にも様々な割引きっぷがあります。詳しくは、http://www.kansai-airport.or.jp/otoku-access/ をご覧ください。