2014年は海外渡航自由化50周年の節目の年
増税影響も少なく
2014年がいよいよスタート。アベノミクス効果で景気回復感が増すなか、年末年始の海外出国者数が過去最多を記録するなど、海外旅行市場は前途洋々の幕開けとなりました。それに2014年は、日本人の海外渡航自由化50周年という節目の年。記念ツアーやキャンペーンが続々、発表される予定です。気になるのは消費税増税ですが、海外旅行商品は役務提供が国外なので不課税取引にあたり、価格に対する増税影響はありません。そもそもパッケージツアーは内税表示が一般的。燃油サーチャージも運賃に加算して表示する航空会社が現れるなど、価格の透明性が高まる傾向にあります。
増税、そして多少の円安でも今後、景気がよくなり賞与などがアップすれば、海外旅行へ行きたい気持ちも増すことでしょう。
2014年は2つの大きなスポーツイベント、ソチ冬季五輪とブラジルW杯が開催されます。また、関西国際空港開港20周年、JALパックブランド誕生50周年など周年記念も気になります。
さて、今年の海外旅行のキーワードは、ズバリ「新ディスティネーション」。これまで、あまり日本人が多く行ったことのない、珍しい国や地域に注目が集まりそう。そして、引き続き世界遺産と親日がポイントに。なかでも秘境辺境、チベット文化圏やメコンエリア、中欧東欧からラグジュアリーリゾートまで。それに久々、カナダも注目されそうな予感です。それでは、2014年ココが気になる海外旅行先ランキングを発表します。
第10位 ラトビア(バルト3国)
バルト3国のひとつラトビア共和国では、つい先だってユーロが導入されたばかり。首都リガは中世の面影を残す美しい街で、旧市街・リガ歴史地区が世界遺産に登録されています。アールヌーボー調の建築物が数多く、バルト海の宝石とも呼ばれています。手工芸などの土産品も可愛いものが多く、注目度は二重丸。ヘルシンキやコペンハーゲンなどで乗り継いで入るコースが一般的で、ツアー商品はバルト海沿岸の数ヵ国周遊型が多いのが特徴です。近年、大人気の中欧(ハンガリー、チェコ、スロバキア)、東欧バルカン半島(クロアチアなど)とならんで、バルト3国が今年、注目されそうな予感です。ラトビア政府観光局のホームページから情報が収集できます、