2月と3月、「バーチャル消費税8%生活」する
1月の給与振込日、2月の給与振込日は、それぞれ「バーチャル消費税8%生活」をスタートします。できれば2月は節約のことは意識せず普通に暮らしてみましょう。
「わ、やっぱりXXX円(※金額は各家庭で計算した差額)くらい足らなくなった」となれば、消費税8%の影響をまさに実感した、ということになります。借金をする必要はありませんので、別の銀行等に移しておいた「8%の影響額」をおろして足らなかった分を補てんしてください。
とはいえ、節約気分をゼロにすることは難しいという人もいます。もしこういう人が、無意識の節約で2月を乗り切ることができれば、これも自分が無理のない範囲で3%カットを実現できそうだ、ということが分かります。少なくとも8%は、乗り切れるかもしれません。(とはいえ、2月は28日しかないので3%分くらい普通に暮らせば節約できるかも。安心は禁物です)
3月は、少し意識をして節約生活をしてみましょう。別の銀行に移しておいた「8%の影響額」を30で割れば1日あたりの「消費税8%の影響額」も見えてきます。先ほどの例でいえば、130~140円くらいを毎日削らなければ、消費税8%生活に適応できない、ということが分かります。年収が高い人(しかも生活コストも高い人)だと、毎日200~300円は削る必要があり、これは大変だ、と思うこともあるでしょう。
いずれにせよ、毎日意識して削るべき金額がイメージできれば節約生活もやりやすくなります。3月はぜひ、8%消費税生活に対応できる家計を身につけておきたいものです。
4月1日になって、あわてないように
駆け込み需要については、あまり慌てる必要はありません。壊れたり、調子が悪くていつ買い換えてもおかしくないようなものを3月中に買うのもいいですが、おそらく4月の家電量販店やネットショップは、消費税分に見合う値下げをどかんとしてくるでしょう。3月に買っても、4月に買っても大差ない、という可能性があります。それよりも大事なことは「これから先はずっと消費税8%」であり「すぐに消費税10%まで上がる」という生活に慣れることです。
今回紹介した「バーチャル消費税8%生活」で、早めに消費増税に慣れ、焦らず4月1日を迎えたいものです。