建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

外に閉じ内に開く白いキューブ[アップハウス](2ページ目)

住宅密集地に建つ白く大きなキューブは、奥に行くにつれて床が高くなり、足元と天井から自然光を採り込むというユニークな設計により、高さ方向に開放感を感じることができる内部空間になっています。

執筆者:川畑 博哉

足元から自然光が入り込むダイニングキッチン


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DK
1. 階段裏の傾いた壁が部屋の真ん中にある。床はスギのフローリング。
2. ダイニングからキッチンを見る。ステンレストップのカウンターは前面が収納になっている。
3. キッチンからダイニングを見る。奥の光る壁の高さは90cm。
※写真は全てUA提供


玄関を入って左に曲がるとダイニングとキッチンが現れます。部屋の真ん中に階段裏の斜めの壁があり、その下に幅を合わせたダイニングテーブルが置かれています。一見邪魔のように見える壁は、その下に座ると意外に落ち着けるのです。西側の壁には床面から90cmの高さでコンクリートの棚板が張り出し、そのままの高さで南と東の2面に伸びています。コンクリートの張り出しの下からは外の光が半透明のパネル越しに入り込み、室内を明るく照らしています。

◆建築データと建築家プロフィール


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