イライラの原因が分かる「心のABCモデル」
心のABCが分かると、自分をコントロールしやすくなる
■基本モデル
A = Activating event
何かが起こったとき、
↓
B = Belief about the event
それをどう捉えるかによって、
↓
C = Consequences
その後の感情が変わってくる
■イライラモデル
A = Activating event
子供が言うことを聞かないとき、
↓
B = Belief about the event
「またわざと無視してる。いつも空返事ばかり!」と思うと、
↓
C = Consequences
途端にイライラしてくる
■ママがイライラしないための理想モデル
A = Activating event
子供が叱られるようなことをしたとき、
↓
B = Belief about the event
・私なら、何とか対処できる
・この程度で済んでよかった
・これが起こったから、逆に、気づけてよかった
・こんなこともあるわ
と前向きに考えられると、
↓
C = Consequences
イライラを起こさずに対処でき、事はいい方へ展開しやすくなる。
ポイントはBの部分。これをどれだけ波風立てないように捉えられるかが、その後の流れを穏やかにするコツなのです。これを読んで、「子供が言うことを聞かないときに、穏やかでなんかいられない。穏やかでいられないから困っているのよ!」と思う方もいらっしゃるでしょう。でも一歩踏ん張って「意識してポジティブ」にトライしてみてください。なぜなら、ママにとっても子供にとってもハッピーな解決法はこれしかないからです。「win-win(ウィン・ウィン)」に持っていくための唯一のルートなのです。
確かに、子供が言うことを聞いてくれないときは、腹を立てたくなります。イライラもしたくなります。でも流されるままにイライラパターンに突入しても、子供は決して言うことを聞くようにはなってくれません。
子供の行動を直接変えようとすると、そこには無理な力が入ります。例えば、怒鳴る、叩く、威嚇する、など。その強い力のわりには、子供は変わってくれません。それよりもママがアプローチを変える方が、ずっとコントロールしやすく、かつ効果大です。育児の困った!のときに救ってくれる必殺ワザ「ポジティブシンキングで何とか交わす」というテクニックをぜひお試しください。
参考図書(*)