手ブレと聞くと失敗写真の代表格のようにとらえられがちですが、ブレが思わぬ効果を生むこともあります。日頃は避けたいブレの生じた写真も意図して撮ると表現に変わります。無駄な手ブレではない意味あるブレの撮影を楽しんでみませんか。

ブレはカメラまたは被写体が動いて出来るもの


ブレを楽しむ

手ブレを防ぐには三脚などを使いカメラを固定して撮るのがベスト。


最近のデジカメは手ブレ補正機能がボディ本体または交換レンズに搭載されている機種が多くなり、以前と比べて格段に手ブレを起こさずに写真が撮りやすくなりました。

そもそも写真に生じるブレとは一体なんなのでしょうか。

画像をデジカメに記録させる露光時間のことをシャッタースピードとも呼びます。これは撮影する場所の明るさやレンズの光を調節する絞り値の設定により変化するものです。

このシャッタースピードの瞬間にカメラが動かしてしまうと像がブレて写ります。多くは手に持っているカメラがブレることが原因なので、手ブレと呼ばれるわけです。

この手ブレを起こらないようにして撮影する方法は、カメラを固定させることです。具体的には三脚を使うことやカメラを土台になるものに固定しながら撮影すればブレは生じません。手ブレを防いで撮影する方法は、「手ぶれを起こさないで撮影する方法」にまとめてあります。

ブレを楽しむ

被写体の動きがブレて写るのが被写体ブレ。手ブレとは区別される。


カメラは固定してもブレが生じて写ることがあります。これはシャッタースピードの露光時間内に被写体が動き、その動いた分だけがブレとして写るもの。これは被写体ブレと呼ばれ、手ブレとは区別されます

暗い場所や夜間などの撮影では、光が少ない分露光時間が長くなります。例えば1秒の露光時間があれば、道を歩いている人を撮ってもその人の動きはブレて写ります。ただし、背景の風景はピントが合った状態で写っているのが前提です。

この手ブレと被写体ブレ、どちらもきちんとした静止画を撮りたいときに生じてしまうとやっかいなのですが、表現方法として活用するとおもしろい写真を作ることができるのです。では、その方法をみていくこととしましょう。

次のページでは、手ブレと被写体ブレを応用した撮り方の一例をご紹介!