主要クラシックコンサートカレンダー 2013年
来日オーケストラ&オペラ
毎年クラシック音楽界で大きな話題となるのが、海外オーケストラ、オペラの来日公演。ここでは、2013年の主な来日コンサート&公演をご紹介します。今年の注目は、フェニーチェ歌劇場、ミラノ・スカラ座、トリノ王立歌劇場と、イタリアの歌劇場が3つも来日し、生誕200年のイタリアオペラの大巨匠ヴェルディ作品を取り上げること。
それと、11月に、世界3大オーケストラ(ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ)が来日すること。
その他も強力ラインナップです!
※10月のアバド&ルツェルン祝祭管弦楽団来日はアバドの健康上の理由により中止となりました
※9月のダニエル・オーレン&ベローナ劇場来日は中止となりました
2013年1月
■プラハ交響楽団(指揮:ウカシュ・ボロヴィチ)※ドヴォルザーク、スメタナなど、チェコものを中心に。ヴァイオリンの千住真理子、ピアノの上原彩子との共演も。
■プラハ国立劇場(指揮:ヤン・ハルペツキー)
※『ドン・ジョヴァンニ』の初演劇場であり、現地でモーツァルト自身が指揮して評判となったモーツァルトの『フィガロの結婚』を上演。
■ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:ヤニック・ネゼ=セガン)
※ゲルギエフの後任音楽監督であり、フィラデルフィア響の音楽監督にも抜擢される注目の若手ヤニック・ネゼ=セガンの指揮で。17歳のピアニストであるヤン・リシエツキ、庄司紗矢香との共演も。
2013年2月
■フィルハーモニア管弦楽団(指揮:エサ=ペッカ・サロネン)※現代音楽のスペシャリストでもあるサロネンの知的な棒に期待。諏訪内晶子が芸術監督を務める『国際音楽祭NIPPON』にも出演。
※前回の来日時にも絶賛された、生き生きとした演奏に定評ある古楽界の鬼才が自身のオーケストラを従えて2度目の来日。シューベルトを中心にしたプログラム。
2013年3月
■ロンドン交響楽団(指揮:ベルナルト・ハイティンク)※堅実な音楽性の巨匠ハイティンクによるベートーヴェンやブルックナー。透明感あるピアニスト・ピリスとの共演も。
2013年4月
■フェニーチェ歌劇場(指揮:チョン・ミョンフン)※ヴェルディ作品を多数初演したヴェネツィアの名門歌劇場によるヴェルディ晩年の傑作『オテロ』。
■18世紀オーケストラ(指揮:フランス・ブリュッヘン)
※古楽界を引っ張ってきた巨人が自身のオーケストラと共に最後となる来日。2010年ショパン国際コンクールで優勝したアヴデーエワとショパンの協奏曲も。
※2012年9月から新音楽監督に就任した巨匠ロリン・マゼール指揮による公演。五嶋龍との共演も。
■シュトゥットガルト放送交響楽団(指揮:ステファヌ・ドゥネーヴ)
※ドイツの名門オケが新首席指揮者ドゥネーヴと初の来日。彼が得意とするフランスものの演奏も。
■サンクトペテルブルク交響楽団(指揮:井上道義)
※ショスタコーヴィチの連続演奏会で高い評価を受けたコンビによる怒涛のロシアプログラムを。
■BBCフィルハーモニック(指揮:佐渡裕)
※ベルリン・フィルとの共演も話題となった佐渡が、名門BBCフィルと凱旋。ソリストに辻井伸行を迎えて。