今回は、ワーキングホリデー渡航者がどのような仕事を体験しているのか? また、その仕事はどのようにして見つけたのか? について、データをもとにご紹介します。


未経験でも始めやすい「外食」

財団法人海外職業訓練協会が厚生労働省の委託を受けて行った実施調査(平成16年度)によると、ワーキングホリデー渡航者が現地で体験した職種で最も多かったのは「サービス職(飲食店等での調理・接客・奉仕)」で、35%の方が体験しています。

これは日本食レストランやコーヒーショップでのアルバイトを指していて、それほど語学力が問われないこともあり、多くのワーホリ渡航者が体験している仕事です。
ワーキングホリデーでできる仕事

財団法人海外職業訓練協会資料よりガイドが作成



「特典アリ!」の農作業

次に「農林・漁業作業者」が14%と意外に?人気です。ブドウ、ブルーベリーなどの果物の収穫作業や箱詰、出荷の手伝いは、肉体労働そのもので一日が終わるとヘトヘトになるとか。ただ、すぐにお金になることや、農作業に携わることでワーホリビザを延長できる制度(注1)があることから、人気の仕事となっています。
(注1)ワーキングホリデービザで滞在中に、滞在国の政府が指定する地域で一定期間農作業等に携わると、ワーキングホリデービザが一定期間延長される制度があります。ニュージーランドで3ヶ月、オーストラリアで1年間の延長資格を得ることができます。


「キャリア」にもなる仕事

「サービス職(その他)」は、ツアーガイドやダイビング・スキー場でのスタッフを指していると思われます。

ツアーガイドは覚えることが多く、なおかつ研修があったりと、他の仕事に比べて厳しい一面がありますが、その分仕事を覚えることができるし、自身のキャリア形成にも役立ちます。

リゾート施設でのアルバイトは、ご自身の趣味と仕事を両立させることができるので競争率が高い仕事のひとつです。シーズンに先駆けて行動しないとポジションは埋まってしまいがちです。


「教員・教育関連の専門職」

オーストラリアやカナダでは、日本の小学校や中学校に相当する学年で、日本語を教えている学校があります。その授業のお手伝いをするボランティアをワーキングホリデーでも体験できます。

学校の先生や生徒の家にホームステイしながら学校に通い、授業では日本語の発音を教えたり、習字をやってみせたり、折り紙を折ったりと、様々な役割をこなします。

活動場所として、日本人が周囲にいない地域に派遣されるケースが多いため、「最も語学力が身に付く仕事」とも言われています。

敷居が高そうですが、実際はある程度の英語力があれば比較的簡単にできるため、5%もの体験者がいるのだと思います。


憧れのオフィスワーク

外国のオフィスで働いてみたいという声を良く耳にしますが、実際「事務職」を体験できる人はほんの数パーセントというのが現実で、同調査でも2%程度です。
英語を話すオフィスで採用されるには、現地の人や、他国のワーホリ渡航者との競争になるので、英語力があり、かつIT技術を備えているなどのスキルが必要となります。

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